
家庭で本格的な鍋を楽しめる「鍋つゆ」商戦が熱くなっている。新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり」で市場が拡大し、食品メーカーが工夫を凝らした新商品を投入している。スーパーも専用のコーナーを設けて販売を強化している。(姫野陽平)
イオン福岡店(福岡県粕屋町)は今秋、昨年より20種類多い、70種類の鍋つゆを特設コーナーに並べた。よせ鍋やキムチ鍋など定番のほか、コロナ禍で販売好調な冷凍食品の代表格であるギョーザを具材に使う「炊きギョーザ」が人気という。スーパーにとって具材のまとめ買いも期待でき、肉や野菜の売り場近くにも商品を置いている。
メーカーも新商品に力を入れている。和風調味料を手がける久原本家グループ(福岡県久山町)は、「
人気店と組んで外食気分を味わってもらう商品も出ている。調味料メーカーのダイショーは、博多ラーメン店「一風堂」が監修した「一風堂博多とんこつ赤丸新味」などを発売。シメの中華麺にも合うようにした。しょうゆメーカーのマルヱ
日本食研ホールディングスの「食未来研究室」によると、スーパーで鍋つゆの売り上げは2020年9月~21年3月に前年同期より約1割伸びた。少人数用の「小分けタイプ」や、カニ鍋など「プチぜいたく鍋」が伸びている。同研究室は「自宅での鍋需要は今年の冬も続く可能性が高い」としている。
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