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Thursday, October 7, 2021

水回り修理の法外請求問題、水道工事会社の29歳社長を逮捕…十数人の下請け業者を利用か - 読売新聞オンライン

 水回りの修理で法外な料金を請求されるトラブルが相次いでいる問題で、トイレの修理代金名目で20万円をだまし取ったとして、兵庫県警は7日、神戸市中央区の水道工事会社「町の水道屋受付センター」社長の男(29)を詐欺容疑で逮捕した。男は十数人の下請け業者を使っていたとみられ、県警には昨年1年間で同社に関する被害相談が約110件寄せられている。県警は被害の全容解明を進める。

 発表では、男は2017年8月、マグネット広告を見てトイレ修理を依頼した同県加古川市の女性(82)宅を訪問。詰まりを解消する工事をしたように装い、修理代金として20万円を詐取した疑い。県警が女性宅を確認したが、契約した工事の一部は行われていなかった。

 男は調べに「身に覚えがない。事実無根ででっちあげだ」と容疑を否認しているという。

 県警が、同社から押収した契約書や口座記録などを分析したところ、男や下請けの水道工事業者十数人で、昨年1年間に約7900件の契約を結び、6億円以上を売り上げていたという。県警は男が下請け業者に売り上げの一部を納めさせていたとみて調べる。

 県警によると、男は15年4月頃から水回り修理業を始めたとみられる。当初は個人で依頼を受けていたが、18年11月に前身の会社を設立後、依頼を複数の下請け業者に割り振るようになったという。

 各地で相次ぐ水回り修理トラブルでは、兵庫、愛知、京都、広島などで被害者弁護団が結成されている。名古屋地裁では今年4月、男らを相手取って損害賠償を求める集団訴訟が起こされ、係争中だ。

 

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