
解雇の序列が存在する
今、書評を書くために「労務管理の基本的なところ全部教えちゃいます」(ソシム)を読んでいます。労務管理を得意とする社労士が漫画で分かりやすく解説している点が新しいところです。この本は「人事総務部・労務管理部」向けの書籍ですが、平易であることから、一般の労働者でも十分理解できる内容に仕上がっています。 むしろ、コロナ禍という世相を鑑みれば、このような本は労働者が読むべきだと考えました。雇用に不安を感じ、不測の事態に備えるのであれば、労働者自身が知識を吸収しなければなりません。 <解雇される序列とは> 正社員は期限の定めがない雇用契約なので、よほどのことがなければ解雇はできません。会社は次の解雇の4要件を満たさない限り、裁判で負ける可能性が高いからです。 1.人員整理の必要性 2.解雇回避努力義務の履行 3.被解雇者選定の合理性 4.手続きの妥当性 整理解雇であっても、手続きの妥当性が問われます。説明、協議、納得させるための手続きを踏まない限り無効とされるからです。そのため、人員整理の対象はまずは非正規社員に向かいます。非正規社員は契約期間が過ぎてしまえば、労働者でなくなるからです。パートも同じで、短期契約期間が満了すれば、更新される保証はまったくありません。 過去の判例では「非正規社員は正規社員より先行して解雇される」ことが明示されています。正社員を整理解雇するためには、非正規従業員の解雇を先行させなければ、解雇権の乱用にあたるとする判断が示されています。 非正規社員の次は正社員に移行します。影響度が大きければ、正社員も身分を失うことになります。高みの見物をしていられるのは政治家と公務員くらいのものでしょうか。年度末を迎える前に予防策を考えておくことが必要です。
からの記事と詳細 ( 突然、会社をクビに! 「解雇」の序列は確定、対峙方法も限られている(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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