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東京の京王線の車内で70代の男性が刺された事件です。ライターオイルを大量に持っていた容疑者の男が「事前に専門店で購入した」と話していることが分かりました。 逮捕直前、前を見据え、たばこを吸っていた男。2日も顔を隠す素振りはありません。 京王線の電車内で、男性を刃物で刺したとして逮捕された服部恭太容疑者(24)。密室での犯行の手口について、供述を始めました。 服部恭太容疑者:「電車の中で火を付けるため、事前に専門店でライターオイルを購入した」 専門店には2日、捜査員の姿が。大量購入した客がいたといいます。 捜査員が事情を聴きに来た店のスタッフ:「うちのデータですね、見て…10月16日に10本売れてるので、うちじゃないかなっていう…。単純に『オイル10本欲しい』っていうことを言われまして、ちょっと変わってるなと思いましたけど」 これが容疑者本人だとしたら、少なくとも「2週間前から準備を進めていた」ということなのか…。 服部容疑者は7月ごろまで、福岡で母親と二人暮らしをしていました。6月に会社を辞め、「神戸や名古屋を転々とした」といいます。そして…。 服部恭太容疑者:「1カ月ほど前から、八王子市内のホテルに寝泊まりしていた」 先月31日の夕方は、ここから京王線を乗り継ぎ渋谷へ。ハロウィーンの投稿動画には映画「ジョーカー」の仮装をした容疑者とみられる人物が映っています。 しかし、ここでは犯行に及ばず、いったん調布に。その理由も過激なものでした。 服部恭太容疑者:「電車の方が逃げ場がないので、確実に殺せると思った」 「友人関係がうまくいかなかった」などと話している服部容疑者。 小中学校の同級生:「(陸上とかやってたみたいですがあまり印象にないですか?)そうですね」「(話をしたことは?)あります」「(どんなキャラでしたか?)中心にいるようなタイプではない」 目立たず問題を起こすこともなかったといいますが、先月31日は違いました。 捜査関係者によれば、服部容疑者は「70代の男性に何やっているんだと言われ、刺した」などと供述。ライターオイルは2リットルのペットボトルなどに詰め替え、ジッポライターを5つ持っていたといいます。 「衝動的と計画的」が混在するような行動について、専門家は…。 東京工業大学犯罪精神病理学・影山任佐名誉教授:「かなり長期にわたるような本人自身の怒り、あるいは絶望。情動的に感情的に爆発するというよりも、持続的な感情的な興奮ということだと思いますね。(恐らく)挫折の連続で人間関係の希薄な生活を送っていたんじゃないか」 孤独とハロウィーン。異質とも思える要素は、ある目的で結びついた可能性があるといいます。 服部容疑者は「より多く殺せるから東京を選んだ」とする一方で、「自殺しようとしたことがある」とも供述。一見、矛盾にも見えますが…。 東京工業大学犯罪精神病理学・影山任佐名誉教授:「大量殺人は自殺と裏腹。死刑になる前の晴れ舞台というふうな舞台設定で、憧れていたジョーカーの服装で最後の仕上げを計画的に狙っていたのでは」 服部容疑者は、警視庁の調べに「ハロウィーンに日にやろうと決めていた」などと供述しています。
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