
薄給の20代、激務の30代を乗り越えてきたのに、終身雇用は崩壊し役職はつかずに給料も頭打ち。転職しようにも、社内で再評価されようにも外されたはしごを掛け直してくれる味方はいない。“無理ゲー”と化した会社で中年社員が生きていく術はどこにあるのか。
会社は幻想。自己評価は捨てよ。中年社員の生き残り戦略とは?
ミドルエイジ・クライシス。人生100年時代を迎えた現在、40~50代の中年層は誰もが漠然とした不安を抱えている。早期退職制度に同一労働同一賃金、ジョブ型雇用の推進……etc. これまで信じてきた制度は次々と崩壊し、中年たちは会社を以前のように信じることができなくなってしまった。 なぜこのような状況がつくられたのか。組織コンサルタントの安藤広大氏はこう分析する。 「かつての日本は労働者が守られすぎており、自分では責任を負わない“他責おじさん”でも生きていける世の中でした。今はそれでもギリギリ生きていけるように見えていますが、現実は抱えきれなくなってきているのです。そのうちポーンとはしごを外されるときは必ず来るでしょう」 コロナ禍を経た今、どの会社も売り上げ2割減が当たり前になった。それでも終身雇用が原則な上に定年は延び、会社の負担は増大。体力は削られる一方だ。
キャリアや実力だけでは解決できない
こうした日本の残酷さを、人事・キャリアコンサルタントの楠木新氏は身をもって体感してきたという。 「私自身もバブル期に採用担当者を務めましたが、今の日本企業は当時の雇用がツケとなり重荷になっているのは確かですね。 いまだに年功序列が根強く残っている企業も多く、とにかく上の世代が詰まってしまい、偶然が重なって上の席が空くでもしない限り出世の見込みはありません。欧米のようにキャリアや実力だけでは解決できないのが現状なのです」 このように日本企業の多くは、「終身雇用」や「年功序列」という制度を捨て切れはしないものの、その実、維持することは困難な時代を迎えている。そして、逃げ切れもせず、柔軟な舵取りをすることのできない中年社員たちは、仁義なき戦いを余儀なくされる未来が待っているのである。
からの記事と詳細 ( 自分を真っ当に評価できない中年社員たち。実績以上の給与は“会社への借金”だ(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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