おせち商戦が真っ盛りだ。横浜市の百貨店が代替肉を使った商品を売り出し、話題を呼んでいる。代替肉は大豆など植物由来の原料で肉の味や食感を再現する。健康志向が高まる中で、消費が急拡大している▼動物性の食材を使えない精進料理ではおなじみだが、今のものは驚くほど味わいが似ている。県内では古殿町が四年前に商品化し、町内の道の駅で販売している。家庭でみそを造る風習があるため大豆の作付けが多く、考案した。時流に乗って新たな特産品として定着するか、注目される▼近年、温暖化防止効果でも耳目を集める。牛などの家畜のげっぷに含まれるメタンの温室効果は高く、温室効果ガス全体の14・5%を占める。食肉の一部を代替肉に置き換えれば抑えられる。とはいえ、やっぱり本物の肉はおいしい。本県では肉用牛だけで飼育数が五万頭近い。畜産業を守るためにもメタンを抑える餌などの開発に期待が懸かる▼「おうちご飯」の習慣がつき、正月は外食をせず、おせち料理を用意する家庭も多いかもしれない。郡山市の百貨店でも予約が好調という。年の初めに本物と代替品を食べ比べながら地球環境に思いをはせるのもいい。
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