自宅でお店の味を楽しみたい、できることなら手間をかけずに、今すぐにでも――。そんな声に応えようと、牛丼チェーン大手の吉野家は冷凍食品にも力を入れています。吉野家が監修した冷凍具材「牛丼の具」などの定番商品を販売していた産経ネットショップは、新たに「牛焼肉丼の具」「牛鍋丼の具」「牛すき」の取り扱いを始め、吉野家商品の一部を期間限定価格で販売しています。
コロナ禍以降、テイクアウトやデリバリーの需要拡大でさらに身近になった伝統の味を、いつでもご家庭で。お好みで食材や調味料を“ちょい足し”したり、丼もの以外の料理に使ったりすれば、100年以上の歴史を持つ吉野家の新しい魅力を発見できそうです。
■牛すきと牛鍋丼のおいしい違い
電子レンジに入れて3分が過ぎたあたりで、「ポンッ」とパックの内側から蒸気が抜ける音が鳴り、甘くてコクのあるタレの香りがキッチンに広がりました。最初に試食した「牛すき」は電子レンジに入れて約3分10秒(600W)、または約3分40秒(500W)待てばお店の味が楽しめるという吉野家ファンならずともありがたい一品。湯せんで温める場合でも約5分間待つだけです。
食欲をそそる香りに急かされるように器に移し、あらかじめ小さく切って水切りしておいた豆腐を入れたら立派な一品料理の出来上がり。牛肉は冷凍食品とは思えない柔らかさで「そう、これだ」と膝を打ちたくなるほどでした。しんなりした白菜と玉ねぎにはよく味がしみ込んでいて、脇役ながらおかずとしての存在感はばっちり。タレの茶色に染まったうどんにはコシがあり、すき焼きの“シメ”を思わせる本格的な食感でした。味が濃すぎないのにご飯に合い、手軽に作れるのですから、おにぎりを1つか2つ添えて夜食や休日の昼食にするのも良さそうです。
さわやかな甘みのタレが肉、野菜、炭水化物の“最強布陣“とベストマッチする一皿に熱々の豆腐を“ちょい足し”してみましたが、個人的には大満足の出来でした。すき焼きの具では定番なので当然といえば当然なのですが、しっかりした旨味と食べごたえがある肉と脂身、そして柔らかくてあっさりした豆腐がそれぞれの良さを引き出し合ってくれるのです。定番の組み合わせには、それなりの理由があるのだと妙に納得したものでした。
もちろん、豆腐に焼き目をつけて一緒に煮たりしたら最高でしょう。ねぎやしいたけを足せば酒好きには堪らない肴になるに違いありません。ですが、料理に時間と手間をかけられない、かけたくないときにこそ重宝するのが冷凍食品。個人的なことを言えば料理は苦手ですし、仕事が立て込む時期だったので豆腐から水を出す作業も省きたかったくらいでした。そのままでもおいしい一品が“ちょい足し”でさらにおいしくなり、ついでに料理をしない後ろめたさを軽減してくれるのですから、主婦やリモートワークの会社員にとって生活の質を向上させてくれる心強い味方なのです。
「牛鍋丼の具」は「牛すき」とコンセプトが似ていますが、名前の通りご飯にかけることを想定した商品です。具は牛バラ肉、玉ねぎ、春雨(マロニー)。「牛すき」とは違ってうどんが入っていないので、生卵をかけて豪快にかきこむのに向いた一品です。ご飯にかけずに、旬の野菜や豆腐をトッピングして小鍋にするというのも粋な食べ方でしょう。
実はこの「牛鍋丼の具」は、BSE(牛海綿状脳症)問題を受けて2003年末に米国産牛肉の対日輸出が停止した際、吉野家が開発した幻の人気メニュー「牛鍋丼」をリメイクしたもの。老舗の窮地を救ったありがたい味だと考えれば、味わいも少し変わる――かもしれません。
■濃厚な牛焼肉丼、サラダでヘルシーに
さまざまなアレンジレシピで食卓を彩ってくれるのが「牛すき」「牛鍋丼の具」なら、「牛焼肉丼の具」は小細工なしの“真っ向勝負”でいただきたい具材です。牛のバラ肉を焼き上げた後に脂分を落とすという工程を経て作られているため、脂っこさが抑えられて、ご飯の最後の一粒までおいしくいただけました。
甘辛いタレには、りんご果汁、ごま油、昆布エキスなどが入っており、ご飯がすすむこと間違いなし。オリジナルを尊重しつつ、生卵をかけて濃厚な味わいをマイルドにする“味変(あじへん)”を楽しむのも乙なものです。
丼で食べるのが王道ではあるのですが、熱々の「牛焼肉丼の具」をサニーレタスやサンチュなどの葉物野菜に挟めばヘルシーなサイドメニューにもなります。カロリーの取り過ぎを意識する方にもうれしい食べ方です。焼肉と名乗っているだけに高カロリーだと思われがちですが、「牛焼肉丼の具」(1袋120グラム)は単体で214キロカロリー。高い部類とは言えないでしょう。
今年1月時点で吉野家が展開している冷凍食品は1袋あたり200~300キロカロリー程度のものが多く、後述する「親子丼の具」(同)にいたっては139キロカロリーにとどまります。料理のアレンジ次第では摂取するカロリーや糖質を抑えて、満足感のあるメニューを作ることもできるというわけです。もっとも、ご飯に合うことにかけては“最強”の具材ばかりなので、ご飯と一緒に食べてしまいたい欲求をどこまでコントロールできるかがカギになるかもしれません。
■意外?親子丼にチーズ
すでに産経ネットショップでご好評いただいている「親子丼の具」もあらためて試食してみましたが、あいかわらずおいしいと実感させてくれました。できたてのようにふんわりとした卵、懐かしくてやさしい香りの出汁、しっかり味のしみ込んだ鶏肉が織りなす“三味一体”のハーモニーには、いつも唸らされます。
同僚から「親子丼には(短冊状の)シュレッドチーズが合いますよ」と聞かされて半信半疑でトッピングしてみたところ、意外にもマッチしました。チーズのまろやかな酸味がちょうどいいアクセントになって、親子丼本来のやさしい味わいを引き立ててくれるのです。
熱々の具とご飯の上にチーズをばらまき、そのまま食べてもOK。電子レンジで温め直すとトロトロになったチーズが具とからんで、また違った食感で楽しませてくれます。一度は試していただきたい食べ方です。
同様にご好評いただいている「豚丼の具」はシンプル・イズ・ベストの味。吉野家の公式サイトや、吉野家と料理研究家のSHIORIさんたちによるレシピ本「おうち吉野家簡単レシピ」(誠文堂新光社)では「豚丼の具」を使って豚汁や出汁茶漬けを作る方法が紹介されており、意外と用途が広いことがうかがえます。写真共有SNSのインスタグラムでは、「#おうち吉野家」というハッシュタグ(検索の目印)がついた写真が多数投稿されているので、ひと手間かけたアレンジレシピを作りたいときには参考になりそうです。
■冷凍庫を圧迫しないサイズ
そのまま食べても、“ちょい足し”をしても、アレンジしてもおいしい吉野家の冷凍具材。基本的にまとめ買いでの販売になり、一度に10袋以上を購入されることに尻込みする方もいるかもしれませんが、心配はご無用です。ご家庭の冷凍庫で最短でも180日間保管できる商品をお送りしますので、賞味期限を意識する必要はほとんどありません。
1袋あたりの幅は約1センチメートルで、冷凍庫のスペースを圧迫しないのもありがたいところです。単身者向けの冷蔵庫で、容量が40リットルの冷凍室に15袋を並べて入れても十分に余裕がありました。スペースを上手に使えばさらに詰め込めそうです。
産経ネットショップの2021年グルメランキングで第1位だった「牛丼の具」と、「豚丼の具」「親子丼の具」「牛焼肉丼の具」の4種類が6袋ずつ入ったバラエティーセット(税込み8,980円)の販売も始まっており、さまざまな味を一度に楽しむこともできるようになりました。
産経ネットショップでは、吉野家商品の一部を期間限定価格で販売しています。忙しいときの食事だけでなく、ワンランク上の一品料理や弁当のおかずにもなる「おうち吉野家」を、この機会にぜひご賞味ください。
価格や商品内容などの情報は掲載日時点のものです。5,000円以上の購入で送料無料。産経ネットショップのご利用が初めての方が新規会員登録をすると、500円オフクーポンが使えるのでお得になります。<産経ネットショップ>
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