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Friday, February 18, 2022

【会社ではなく、資格に頼ろう】コロナ禍を生き抜く「合理的な考え方」 - ダイヤモンド・オンライン

棚田健大郎

たなだ・けんたろう

棚田行政書士リーガル法務事務所代表
株式会社棚田リーガルホールディングスグループCEO
専門学校卒業後、大手人材派遣会社に入社し、取引先の株式会社エイブルへ出向。その後、株式会社エイブルにヘッドハンティングされ、移籍する。社員3000人の中で、仲介手数料の売上金額が第1位となるトップセールスを記録。管理職として後進の指導にもあたる。

「働きながら」「独学」で宅建(宅地建物取引士)の合格を目指し、1年間勉強するも不合格となる。自分に合った勉強法を模索する中で、落語家の記憶法にヒントを得て、「大量記憶法」を考案・実践する。

行政書士、宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ビジネス法務エキスパート、シニアライフ・相続アドバイザー、敷金診断士など、3年で9つの資格に合格。

現在も不動産業界にかかわりながら、「棚田行政書士の不動産大学」(チャンネル登録者数約8万人)、「【不動産大学2nd】賃貸不動産経営管理士部by棚田行政書士」を運営(2022年1月現在)。また「宅建Jobチャンネル」のメインMCも務めている。資格の勉強法や不動産業界の裏事情などを毎日配信。強烈な支持を受け、登録者数を日々増やしている。

  • 大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法

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本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

【会社ではなく、資格に頼ろう】コロナ禍を生き抜く「合理的な考え方」Photo: Adobe Stock

会社に尽くす「だけ」の毎日をやめよう

 終身雇用の崩壊によって転職や独立が当たり前になるとともに、高齢化社会の到来によって定年後も働き続ける必要性が高まりつつあります。

 今まで通り会社に尽くすだけの毎日を送ることは、もはやリスクです。

 新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めにあった人もたくさんいるのではないでしょうか。ある大手外食チェーンが従業員を解雇したニュースが流れ、その中で、解雇された元従業員のコメントに私は注目しました。

「涙が出るくらい悔しいです。どれだけ命を削って会社のために貢献してきたか、信じてくれない会社が悔しい」

 このコメントを読むだけで、「その人がどれだけ会社に尽くしてきたか」がとてもよくわかります。

 確かに、会社に献身的に尽くすことは立派かもしれませんが、これからの時代、この価値観は変える必要があります。会社に献身的に尽くすことは、私から言わせると「会社への依存」に他ならないからです。

自分の身は自分で守るしかない

 会社にいくら尽くしたところで、新型コロナのような事態が発生すれば、容赦なく解雇されます。会社が悪いわけではなく、経営上当然のことともいえます。会社に尽くしても、会社は会社都合でしか判断できません。

 であれば、会社にすべてを依存せず、資格取得などを通してスキルを磨き、もしもの際にはいつでも転職できるよう準備しておく、あわよくば副業する、独立開業する。

 こうしたマインドこそが、激動の令和を生き抜き、自分と家族を守るための最大の「リスクヘッジ」となるのです。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)

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