越前市味真野地区の茶畑で二十一日、味真野茶の茶摘みが行われた。地区住民による味真野茶保存会や一般の参加者らが、新芽を次々と手摘みしていた。
茶摘みは地区内の二カ所で実施。そのうち、万葉の里味真野苑(同市余川町)の旧谷口家住宅前に広がる茶畑では、三十五人が参加した。保存会の会員たちがコツを伝授。芯に二つの葉があるものを収穫する「一芯二葉」が理想という。親子で体験した鯖江市の橋本加代子さん・稜央君(11)=立待小学校六年生=は「無心になれる」「難しいけど楽しい」と話した。
保存会によると、味真野茶の栽培は約二百五十年前から始まった。香りや渋味と甘味のバランスが良く、爽やかなのが特長。天ぷらやおひたしにしてもおいしく食べられるという。
摘み取った新茶は茶葉を五月下旬から、ティーバッグを六月中旬から万葉菊花園と味真野公民館で販売する。(堂下佳鈴)
からの記事と詳細 ( 「一芯二葉」丁寧に 味真野茶を手摘み 越前市で保存会員ら - 中日新聞 )
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