兵庫県尼崎市の交差点で16日、乗用車で右折した際に前から来たバイクを転倒させ、乗っていた男性を意識不明の重体にするなどして逃げたとして、５３歳の会社員がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは尼崎市上坂部の会社員、熱田清美容疑者（５３）です。警察の調べによりますと、16日午前８時前、尼崎市南塚口町の県道の交差点で、運転する乗用車で右折した際に前から来たバイクを転倒させるなどして３人にけがをさせ、そのまま逃げたとして、過失運転傷害とひき逃げの疑いが持たれています。警察によりますと、バイクを運転していた２２歳の男性が頭の骨を打って意識不明の重体になり、後ろに乗っていた別の男性が足の骨を折る大けがをしたほか、バイクが転倒後にぶつかった自転車の７４歳の女性が胸を打つ軽いケガをしました。警察によりますと、バイクの右の前方には同じ方向に走る別の乗用車がいて、この乗用車の陰から右折してきた容疑者の車に驚いてバイクは転倒したとみられるということです。
調べに対し容疑者は、「事故を起こしたことには気がつかなかった」と容疑を否認しているということです。警察が、当時の状況を詳しく調べています。
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