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Thursday, August 11, 2022

夏夜の風物詩 “弁慶”アカイカ 引き良し 味良し 40センチ超 これから最盛期― スポニチ Sponichi Annex 社会 - スポニチアネックス Sponichi Annex

“弁慶”アカイカを上げた宮崎さん          
Photo By スポニチ

 【釣り新鮮便】暑さがこたえるこの季節。新潟県直江津沖に、真夏の夜の風物詩・アカイカが到来した。夜釣りなので涼しくて快適な上に、時には胴長40センチオーバーの“弁慶”も交じる。引き良し、味良しのアカイカ。早速、直江津・えびすや釣具店に足を運んだ。(後藤 賢治)

 アカイカ船は午後5時出船。今回はえびすや釣具店の謙信丸の午後5時便で真夏の海に乗り出した。

 20分で直江津沖のポイントに到着し、合図と同時に仕掛けを一斉に投入する。ところが兼玉武雄船長は「上潮が速く底潮が逆にかすかに流れ二枚潮です。オマツリに気をつけてください」と渋い顔。すぐに筆者に連続で当たりがあるが、途中でバレてしまうなど活性はいまひとつ。小さな当たりがあり、慎重に上げてくると胴長20センチをゲット。ところが後が続かず、底潮が動かず2時間以上当たりなし。船上に締めムードが流れたころ、長野市の高橋昇二さん(59)に当たりがあり、25センチ級をゲット。「底潮が流れ始めました。時合ですね」という。この当たりが合図となり、船中あちこちで竿が曲がり始めた。同市の宮崎大吾さん(42)、同市の畑山昇さん(42)と、筆者にトリプルヒット。全て25センチ級だった。宮崎さんは「潮が動かず苦戦しましたが、後半に当たりが出て良かった」とホッとしたのもつかの間、すぐに宮崎さんの竿に当たり。上げてくると海面まで大きなエソが追っかけてきて「危ない取られちゃう!ギリギリセーフ!」。上がってきたのは、待ちに待った“弁慶”に、笑顔が止まらない。ちなみに筆者は15匹でえびす顔。えびすや釣具店で購入した「浮スッテカン3・5号、布巻カラーL6」で後半に乗りは良かった。バラシも多数あり、これで潮がよければ…。これからが最盛期となるアカイカ。狙うなら今がチャンスだ。

◎爽やかな味わい絶品サンドウィッチ

 アカイカはサンドイッチにしておいしく食す!東京都瑞穂町の「寿し長」の大将・長谷川勇一さんのお薦めは「アカイカと夏野菜のサンドイッチ」と「ゲソを使った冷製スープ」の2品。

 (1)アカイカをおろし皮をむき、3×15センチ大の長方形に切る。この時に切れ込みを入れるのがコツ(2)トウモロコシの実をナイフでそぎ取る(3)(1)にパン粉をつけてフライに、コーンは小さなかき揚げにする(4)アスパラは塩、コショウをして炒める(5)レタスを細切りし、トマトをさいの目にカット(6)パンに(3)と(5)をのせ、タルタルソースを塗りその上に(4)をのせたら、サンドイッチは完成。

 スープは(1)ゲソを湯引きし、アスパラ、トマト共に細かく切る(2)コンソメスープに粒コショウを10粒ほど入れ、沸騰したら火を止め(1)を入れ、冷めたら冷蔵庫へ(3)器に盛り付けてできあがり。

 爽やかな味で、常連客も「暑い夏にはぴったり!」と絶賛の嵐だった。

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