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Saturday, September 3, 2022

祖国ベトナムの味を身近に 垂井の宮川さん夫妻、食品店開業 - 中日新聞

店内を紹介する宮川さん(左)グエンさん夫妻。装飾は友人が手伝った=垂井町垂井の「ニャットズン」で

店内を紹介する宮川さん(左)グエンさん夫妻。装飾は友人が手伝った=垂井町垂井の「ニャットズン」で

 ベトナム人に祖国の味を―。垂井町垂井の「トミダヤ」敷地内にあるベトナム食品店「ニャットズン」は、現地のニーズに合わせた品をそろえ、近隣のベトナム人に好評だ。経営する町内の宮川大地さん(41)とベトナム国籍のグエン・ティ・トゥさん(34)夫妻は困り事の相談にも応じ、ベトナム人支援を続ける。(成田はな)

 約二十平方メートルの店内は、パクチーやレモングラスといった香草のスパイシーな香りが漂う。ベトナム人が好む調味料や麺類の「フォー」、熟す前のマンゴーといった三百種類近くの食料品などが並び、客の声を取り入れながら商品を選んでいる。横浜市や県内の食品卸販売業者から商品を仕入れ、価格を抑えて販売している。

 グエンさんは、町内の縫製関係会社で技能実習生として働いている。車の免許証を持っていないため、現地の食材を購入するときはJR岐阜駅まで電車を乗り継いで仕入れていた。半日がかりになることもあったといい、不便さを感じていた。「自分で店を開き、同じ思いをするベトナム人に祖国の味を届けたい」。友人の紹介で結婚した宮川さんと昨年十一月から開店準備を進めた。

 「ベトナム人を支援しようと準備を始めたけれど、自...

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