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コロナ禍の逆風下で年収が大きく下がったJR・私鉄はどこか?特集『JR・私鉄「全国376路線」ランキング』(全13回)の#7では、鉄道会社「年収激減」ランキングを作成した。コロナ前との比較で1割を超す激減となったのが9社。5位は近鉄グループホールディングス。ワースト1位は、ユニークな鉄道経営で名をはせた西日本の大手だ。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
「経営が安定し年収が高い」のは本当?
9社がコロナ前比で1割超の大幅ダウン
就職活動する学生にとって、鉄道会社は有望な志望先企業だった。公共インフラを担い、街づくりに携われるので仕事にやりがいが持てる。知名度は高く、企業イメージも良い。何より経営が安定していて、年収が高い――。
だが、こうしたポジティブなイメージのうち、特に後段部分は新型コロナウイルス感染症のまん延で崩れ去っている。今回の記事では、コロナ前と比べ鉄道会社の平均年収がどれほど激減したか、2022年3月期の最新データを使ったランキングで確認してみたい。
対象は上場しているJRや私鉄25社。このうち1割を超える大幅な年収ダウンとなっている会社が、なんと9社に上るのだ。ランキングには従業員数、平均年齢も一緒に掲載した。平均年収の水準自体にも注目しながら、各社の激減ぶりをつぶさに見ていこう。
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