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Monday, April 3, 2023

自転車のヘルメット着用努力義務化 使う際の注意点は|NHK 首都圏 ... - nhk.or.jp

1日から自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務となったことを受け、都内にある自転車専門店ではヘルメットを買い求める人が増えています。

このうち、東京・港区の自転車専門店では、先月の自転車用ヘルメットの売り上げが去年の同じ時期の1.5倍以上に増え、問い合わせも多く寄せられています。
この専門店はロードバイクやマウンテンバイクなどを中心に取り扱っていますが、これまでの客層と異なり、高齢者や主婦などもヘルメットを買いに来ていてカジュアルなデザインのものが人気です。
こうしたタイプのものは売り切れや品薄の傾向が続いているということです。
店を訪れた60代の男性は「自転車用のヘルメット着用が努力義務になったことを受け買いに来ましたが気に入ったデザインのものが売り切れていて買えませんでした。注文してもすぐにこないというので違うものを探そうと思います」と話していました。
「ワイズロード新橋店」の田渕喬介店長は「1万円前後の価格帯が人気で、カジュアルなデザインのものは売り切れや品薄の状態が続いています。デザインだけでなく、ヘルメットは頭にしっかり合うことが重要で安全のために自分にあうヘルメットをしっかりかぶってほしいです」と話していました。

消耗品や生活用品について安全基準の策定や、基準を満たした製品への認証マークの表示を許可する製品安全協会は、自転車用のヘルメットについて、協会の基準を満たしたものでも購入して使い始めてからおよそ3年が経過したものは劣化している可能性があるため交換することを推奨しています。
製品安全協会などによりますと、プラスチックなどを素材とするヘルメットを使って衝撃を吸収する性能を確かめた日本ヘルメット工業会の試験で、使用されていて製造時期から2年ほどのものは国の保護帽の規格を満たしましたが、3年以上たったものは規格を満たさず劣化していることが確認されたということです。
これをもとに製品安全協会は自転車用のヘルメットについて、この協会の基準を満たし認証マークが認められたものでも購入して使い始めてからおよそ3年が経過したものは、紫外線の影響などでプラスチックが劣化するなどして安全性が低下している可能性があるとして、交換することを推奨しています。
自転車用のヘルメットは一定期間、屋外で使用すると外見上、傷が見えなくても劣化している可能性があるほか、衝撃を与えるなど使用環境によって劣化が早まる可能性もあるということです。

自転車の安全な乗り方などを提言している「自転車活用推進研究会」の小林成基理事長は、自転車用のヘルメットについて、一定期間で劣化するため定期的に交換するとともに、しっかり装着することが重要だと指摘しています。
小林理事長は、自転車用のヘルメットは使い続けると劣化するとされる一方で中古のものなどはどれぐらい使っているかわからないこともあるため、使用期間に注意する必要があるとしています。
そのうえで、製造時期はヘルメットの内側などに記されているケースがあるため、確認した上で3年以上たったものについては交換することを推奨しています。
また、転倒した際に頭部を守るにはヘルメットを正しく装着することも大切で、ヘルメットが外れないように頭全体を覆うように深めにかぶりひもを適度にしめることがポイントだと話していました。

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