アニマル柄で”おば感”を出さないためには？上品でおしゃれに見せるのは実は難しくない「誰でもできるコツ」を指南 ... - 8760 by postseven

なかなか何度高めのアニマル柄、おしゃれ上品に取り入れるコツは？（Ph／イメージマート）

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もはや定番になりつつあるアニマル柄ですが、インパクトが強い柄であるために一歩間違うと“派手なおばさん”になってしまうことも。そこで、大人女性がアニマル柄を上品に着こなすコツをパーソナルスタイリストの杉山律子さんに教えてもらいました。

モノトーンのゼブラ柄は大人でも使いやすい

アニマル柄といっても、レオパードやゼブラ、ダルメシアンなどそれぞれに個性が異なりますが、大人女性に使いやすい柄はあるのでしょうか。

「ダルメシアンはかなり少数派。ショップで扱っている数からすると圧倒的に多いのがレオパード柄なので、気に入ったアイテムは見つけやすいかもしれないですね。レオパードは柄が丸っぽく、基本はブラウン系なのでやさしい雰囲気になります。おしゃれ初心者におすすめはゼブラ柄。配色がモノトーンなので使いやすく、大人っぽい印象になります」（杉山さん・以下同）

アニマル柄はバッグで取り入れるのが簡単

インパクトが強いアニマル柄を洋服で取り入れるのは難しそうと尻込みしてしまう人も多いかもしれませんが、おしゃれ初心者でも気負わずに取り入れるコツは？

「やはりインパクトが強いので小物から取り入れるのがコツ。おしゃれ初心者ならバッグがおすすめです。

靴とバッグでいうと、靴よりもバッグを多く持っている女性が多いのではないでしょうか。靴はたくさん持っていても、結局、履く靴が決まってしまったりすることもあるので、履き回しできるもののほうがいいんです。ですから、靴でアニマル柄を取り入れてしまうと使い回しが利かないというデメリットがあります。

コーディネートする際も、靴よりもバッグのほうが洋服と合わせやすいアイテムです。靴は玄関で履くため、すべてコーディネートをしたあと、玄関でアニマル柄の靴が登場すると『このコーデにこの靴で大丈夫？』となってしまう可能性大。その点、バッグなら洋服と一緒に鏡の前で合わせやすいので失敗もありません」

柄の中の1色を選んで服をコーディネートすれば上品に

それでは、アニマル柄のバッグはどんな服と合わせると上品な印象になるのでしょうか。

レオパード柄に使われた3色の色を拾った服でコーディネートするとおしゃれにまとまる（イラスト／イメージマート）

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「基本的にはその柄で使われている色の中の1つと合わせると失敗しないですよ。レオパードなら黒やキャメル、白などの3～4色から構成されていることが多いので、その中の1色をインナーやニット、パンツなど他のアイテムにリンクされてコーディネートを組み立てましょう。

いちばん簡単なのは、ボトムスとトップスを同色にするワンカラーコーデにすれば、アニマル柄のバッグを引き立てることができますよ。白と黒のゼブラ柄の場合はモノクロなので、赤や青といったビビットカラーを取り入れてもOKです。柄が白黒なので他の色を混ぜても喧嘩しません。レオパードは柄自体に色数が多いので、他の色を取り入れるとごちゃついた印象になってしまうので注意しましょう」

アウターはロングに。ざっくりニットは避ける

ニットやアウターが必要な時期にアニマル柄のバッグを持つ場合もちょっとしたコツが。

アニマル柄は小物で取り入れ、柄の色を拾ったワントーンコーデで上品こなれスタイルに（イラスト／飛鳥幸子）

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「アウターもロングアウターにするとバッグの柄が引き立ちます。短いアウターの場合、ボトムスが別の色だったりすると、アニマル柄のバッグを加えることでコーデがごちゃつく原因になってしまいます。そういう意味ではざっくりニットと合わせることも要注意。アニマル柄は主役となるアイテムなので、それ以外に柄を取り入れないことが鉄則です。ざっくりとしたニットは編み地がはっきりとしているため『柄』と同じ扱いになるので注意しましょう」

一見、派手に見えそうなアニマル柄ですが、杉山さんのアドバイスのようにバッグで取り入れれば大人らしく上品なコーデに。いつもと雰囲気を変えたいときにも重宝するアイテムなので、ぜひ活用してみましょう。

◆教えてくれたのは：パーソナルスタイリスト・杉山律子さん

パーソナルスタイリストの杉山律子さん（Ph／黒石あみ）

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一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表。映画や広告、音楽業界など幅広い分野でスタイリストとして活躍後、結婚・出産を経て、2016年よりパーソナルスタイリストとして活動開始。ファッション講座やプロ認定講座を開催。顔立ちや体型、に合わせたスタイルの提案に定評がある。新著に『シンプルにはじめる 大人の着こなし入門 プロが教えるセオリー＆アイデア』（翔泳社）がある。https://ameblo.jp/stylejiyugaoka719

取材・文／青山貴子

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