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Tuesday, February 25, 2020

日産は資金調達に苦慮、事業売却や社債発行進まず-業績不振が影響 - ブルームバーグ

業績不振に陥った 日産自動車が資金調達に苦慮している。同社が目指してきた事業売却では積極的な買い手が現れず、不正問題の発覚で延期されていた社債発行は早期の実施の見通しが立っていない、と事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  情報が非公開であるために関係者が匿名を条件に話したところによると、日産は子会社で自動車関連部品や機械の輸出入を手掛ける 日産トレーディングの売却手続きを進めていたが、有望な買い手は現れていない。また、西川広人前社長兼最高経営責任者の不正報酬問題の影響で9月に2500億円の社債発行を 延期して以降、社債市場への復帰も難航している。

  世界的な販売不振が続き、日産の2019年10-12月期の純損益は261億円の 赤字に転落。今期(2020年3月期)の期末配当を無配(従来予想20円)とした。自動運転や電動化など新技術の研究開発で自動車メーカーが多大な投資を必要としている中、日産は世界で1万2500人規模のリストラも検討を進めており、売却による資金の確保に迫られている。

  同社が13日に発表した決算資料によると、昨年10-12月期の自動車事業のフリーキャッシュフローはマイナス2559億円と、前年同期のマイナス696億円から大きく悪化。ブルームバーグ・インテリジェンスの吉田達生アナリストは、フリーキャッシュフローの課題を解決するには資産の売却と借り入れの増加、社債発行の組み合わせで対応するほかなく、「特効薬はない」との見方を示した。

  日産広報担当の百瀬梓氏はコメントを控えた。

  約1000億円規模の日産トレーディングの 売却を巡っては、一時プライベートエクイティ(PE)ファンドや商社に打診されていた。

  社債の発行に関しては、日産は引き続き適切な時期に発行するとしているが、関係者によると9月に延期された社債は3月末までの発行予定のリストに上がっておらず、早期の実現は難しい状況となっている。

  世界的に環境・社会・企業統治(ESG)投資への関心が高まる中、社債関係者は匿名を条件に、ガバナンス上の問題や業績不振などにより日産の社債には手を出しづらい状況になっていると話した。

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