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Tuesday, March 24, 2020

200年以上愛される味「柿の葉すし」の人気店で話を聞いてきた|奈良新聞デジタル - 奈良新聞

奈良の名物のひとつ「柿の葉すし」

柿の葉すしは江戸時代、海のない奈良県の住民たちが、貴重な海産物を長く保存したいという知恵から生まれた郷土料理で、200年以上も前から受け継がれています。現在では、奈良の特産品のひとつとして、多くの人から愛されています。

魚を塩でしめ、柿の葉で包み、重石で空気を抜き発酵する、この製造方法は今でも受け継がれている

実は柿の葉には、ビタミンCやポリフェノールの一種であるタンニンがたくさん含まれており、抗菌・抗酸化の効果が高いことが近年の研究でわかってきました。すし飯の乾燥を防ぎながらも、衛生面も保つことができる。柿の葉で包むということは、先人の優れた知恵の産物だったのです。

また、鯖など青魚にはコレステロールの吸収を減らし、動脈硬化などを予防できる成分も含まれているとされ、すし飯に使うお酢も健康に良いと広く知られています。

美味しくて体にも優しい柿の葉すし、近年は日本人だけでなく外国人にも人気の食べ物になっています。

今回、柿の葉すしの魅力を追いかけるため、奈良観光の中心地、奈良市東向中町で柿の葉すしを販売している「柿の葉すし本舗たなか なら本店」へ、ならリビング編集部の林が行ってみました。 

柿の葉すし本舗たなか なら本店

店舗は近鉄奈良駅前にある東向商店街入口にある

なら本店の山﨑津代美店長がお迎えしてくれました。

山﨑店長

さっそく店内をご案内してもらいます。

なら本店のショーケース

清潔感のある明るい店舗に、ショーケースには柿の葉すしの紙箱入りから木桶入りまで、きれいなパッケージが並んでいます。

柿の葉に包まれていてイメージがしにくい柿の葉すしですが、中身の種類などが誰でも一目で確認できるよう、イメージも丁寧に作られています。

店頭には様々な種類の商品が陳列されている

観光客にも人気の「五条いろいろ」

五条いろいろ

山菜入りの混ぜごはんを薄焼き卵で包んだ「春菜」、焼き海苔と奈良漬を組み合わせた大人の味の「沖の井」、ふっくらと香ばしい焼き穴子をのせた「阿奈五」など、海の幸と山の恵みをたくさん使った6種類のお寿司に、定番の柿の葉すし鯖・鮭・鯛も入っている。見た目も味も楽しめて、子どもからお年寄りまで喜ばれる定番セット。1,577円(税込)。

店内には、柿の葉すし本舗たなかのオリジナル商品もありました。

 

店頭には様々なオリジナル雑貨も陳列されている

柿の葉すし本舗たなか オリジナル雑貨

柿渋ふきん

「奈良蚊帳」の繊維に「柿渋」を練り込み抗菌効果のある「たなかオリジナル」のふきんです。

奈良は蚊帳の生産地としても有名、その蚊帳の製織技術もいかされています。

マスキングテープ

柿の葉すしが、かわいいマスキングテープになって登場。プレゼントや手紙などのアクセントに。奈良のお土産にもおすすめです。

落ち着く休憩処「柿の葉茶屋」

店頭を案内していただいたあとは、店内奥の、お食事や休憩のできるスペース「柿の葉茶屋」へ。

観光時には嬉しい荷物のお預かりサービス。お土産などの手荷物も預けられるので、身軽に観光ができる

 

店内には小さなお庭も
店内奥にある柿の葉茶屋

 

柿の葉すしのちょっと変わった楽しみ方

 

そう言い残して山﨑店長は厨房へ。

 


待ち時間などは、本棚の本でゆっくり観光ルートや奈良の情報などを確認できます。

店内を寒く感じる人のために、ブランケットのレンタルサービスもありました。

 

 

 

柿の葉すし本舗たなか、冬限定のメニューの「炙り柿の葉すし」。

網で柿の葉すしを炙る、ちょっと変わった食べ方が楽しいメニューです。

さっそく焼いてみました。

 

炙り鉢で、柿の葉すしを炙る。加熱時間は7〜10分程度

 

 

そろそろ食べ頃、「炙り柿の葉すし」をいただきます。

 

 

定番の鯖と鮭も違った風味に。

上手に炙るコツは、最初は魚のネタ部分を下側にすることらしいです。

そのほか、「柿の葉茶屋」では人気メニューの「おすしあらかると」や季節のメニューもあります。

柿の葉すしが店内で食べられる人気メニュー「おすしあらかると」

おすしあらかると

なら本店でしか食べることができない、数量限定のお得なランチ。季節の小鉢とお吸い物付の人気メニュー。1,120円(税込)。

※GWや年末年始など一部「おすしあらかると」をお休みさせていただく期間がございます。詳しくは、なら本店までお問い合わせくださいませ。

柿の甘味を最大限に引き出された名物デザート「熟柿」

熟柿

全国でも有数の柿の産地、奈良五條の柿で作られた熟柿。今までに経験したことのないトロリとした不思議な食感と自然の甘味が自慢の逸品。

※自然のものですので、色やサイズが少しずつ異なります。

奈良散策のお供に

持ち運びできて、気軽に食べられるのが柿の葉すし。

せっかくなので、近くを散策してから屋外でいただくことにしました。

 

店頭では柿の葉すしの詰め合わせがありますが、定番の鯖・鮭・鯛以外に、季節限定の柿の葉すしなど、自分で食べたい種類を選んで注文もできるらしいです。

木箱に保存されている柿の葉すしから、ひとつひとつ手作業で箱詰めされていきます
※今回の撮影用のために手袋等は外していますが、箱詰め時は手袋着用など衛生管理が徹底されています。

山﨑店長オススメの「五条いろいろ」を選びました。

手荷物を預けているので、柿の葉すしを片手に、身軽に散策へ。

商店街→猿沢池→興福寺→奈良公園のルートで歩きます。

ゆっくり景色を見ながら歩いても、20分程度のルートです。

東向商店街
三条通り
猿沢池
興福寺への道(三条通り)
2018年10月に再建された興福寺中金堂
奈良公園

奈良公園は気軽に鹿と触れ合うことができる人気スポット

奈良公園のベンチで柿の葉すしをいただきます。

お腹が空いているようなので、鹿せんべいを用意しました。

鹿は雑食なので何でも食べようとしますが、鹿せんべい以外のものを与えると危険なので、絶対に与えないようにしましょう。

奈良を散策中、休憩時に奈良の名産品「柿の葉すし」を召し上がってはいかがでしょうか。

柿の葉すし本舗たなか 公式ホームページはこちら

【プレゼント情報】

「柿の葉すし本舗たなか」特製の柿の葉すし木箱18個入り(定番の鯖・鮭・鯛のセット)を、奈良新聞デジタルのプレミアム会員限定で抽選で3名の方にお贈りします。ご興味のある方は会員に登録の上、ご応募下さい。

プレゼントの応募・入会はこちら

柿の葉すし木箱18個入(鯖・鮭・鯛)

[取材協力]柿の葉すし本舗たなか

[記事・撮影]奈良新聞社デジタル事業部

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March 24, 2020 at 12:38PM
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