道内の複数の酪農家が生産した生乳が、買い取られずに廃棄されていることが関係者への取材で分かりました。農林水産省は廃棄が続けば生乳の安定供給が損なわれかねないとして、酪農家と出荷先の卸会社の双方から聞き取りを進めています。
関係者によりますと、道内の複数の酪農家が生産している生乳について、出荷先の群馬県の卸会社が異物の混入や品質を問題視して買い取りを認めず、去年１２月前後から現在に至るまで３か月以上にわたって廃棄を余儀なくされているということです。
これについて農林水産省では酪農家と卸会社との取り引きはあくまで民間どうしの契約に基づくとしながらも、廃棄が続けば生乳の安定供給が損なわれかねないとして、双方から聞き取りを進めて契約の内容などを確認することにしています。
生乳の販売をめぐっては道内の酪農家の大半は生産者団体のホクレンに委託していますが、国が３年前の平成２９年に生乳の販売先をより自由に選びやすくする目的で法律を改正したことなどから、ホクレン以外の卸会社に販売を切り替える動きが出ていました。
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March 28, 2020 at 05:24PM
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卸会社が買い取らず生乳を廃棄｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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