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Tuesday, July 28, 2020

能登の味で念願開店 きょう古里七尾で川嶋さん - 中日新聞

「一本杉 川嶋」を開業する和食料理人の川嶋亨さん=七尾市の一本杉通りで

「一本杉 川嶋」を開業する和食料理人の川嶋亨さん=七尾市の一本杉通りで

  • 「一本杉 川嶋」を開業する和食料理人の川嶋亨さん=七尾市の一本杉通りで
  • 国の有形文化財の古民家を改修した「一本杉 川嶋」の外観=七尾市の一本杉通りで

「食材生産者と客の懸け橋に」


 七尾市の一本杉通りに、同市生まれの和食料理人、川嶋亨さん(35)が二十九日、料理店「一本杉 川嶋」を開業する。これまで関西の有名料理店や同市・和倉温泉の旅館で働き、国内最大級の料理大会で上位になった経験を持つ実力派。「能登の食材の味を生かした料理で、生産者とお客さんの懸け橋になりたい」と意気込む。(中川紘希)

 食材は地元の海の幸や山の幸、農作物を使う。こだわりは複雑な料理にしすぎないこと。「腕自慢だけにしたくない。地元食材にはどこにも負けない魅力があるので、シンプルだけど記憶に残る料理を作ることができる」と語る。

 生産者との交流も重視するという。食材を提供してくれる漁師や農家に積極的に会いに行き、作り方やこだわり、課題などを聞き、客に伝えるつもりだ。「生産者の方は料理を食べた人の顔が見えない。自分が間をつなぎたい」と話す。

 大阪府や京都府のミシュラン星付きの店などで修業を積んでいた川嶋さん。その当時、「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されたが、故郷ににぎわいは戻らず、「何か力になりたい」と決心。二〇一六年から地元に戻り、和倉温泉の旅館「のと楽」の「割烹(かっぽう) 宵待(よいまち)」料理長として働いた。一八年には次世代を担う若手料理人を発掘する競技会「RED U−35」で最終選考まで進んだ。

 「いつかは自分の店を持ちたかった」と、昨年旅館を退職。祖父が近くに住み子どものころによく遊んだという一本杉通りを新天地に選んだ。「昔は人通りが多かった。料理の力でにぎわいを取り戻す力になれれば」と話す。

 国の有形文化財の古民家を改修し、壁やテーブルなど内装にもこだわった店を完成させた。新型コロナウイルスの影響で約四カ月開業できずにいたが、「収束はしていないけど、明るいニュースを発信できれば」と開業に踏み切る。

 八月末までは夜のみのおまかせコース六千円(税別)。九月から昼おまかせコース五千円(同)、夜おまかせコース一万円(同)、夜懐石六千円(同)。不定休で前日までの予約制。(問)同店0767(58)3251

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