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Thursday, December 3, 2020

注文殺到の人気“中華まん” 本番直伝の味を下町で - テレビ朝日

ちまたで話題の“ちょっといーな”情報を、日替わりで紹介する「新井恵理那のあら、いーな!」。

1日のテーマは「身近に本場の味!?中華まん専門店」です。
中華街にも負けない味の店が東京の下町にもあるそうです。どんな店なのでしょうか。

■住宅街のなかに“本場直伝”の中華まん

注文して買うほど皆が夢中になる中華まんがあると聞き、やって来たのは、JR三河島駅です。

中華街のような雰囲気は全くない住宅街を、5分ほど進んだ場所にあるのが、4月にオープンした中華まん専門店「肉まん研究所」です。
見た目は普通の家のようですが、本当にここでおいしい中華まんが食べられるのでしょうか。

店で一番人気の豚まんは、皮がふかふかであんは肉々しく、“研究所”の名に恥じない味です。
それもそのはずです。店主の田川健太朗さんは、大好きな中華まんを極めるために去年、中国へ修業に行き、半年の間に6人もの師匠に弟子入りしたといいます。

本場直伝の技を生かし、皮やあんも店で手作りです。
しかし、本場の味をそのまま再現するのではなく、研究と工夫を重ねたといいます。

例えば、皮は中国のかみ応えのある固めの仕上がりに対し、日本人の好みに合わせ、モチモチふわふわとなるよう絶妙なあんばいに調整しています。
オープンまでの試作品の数は1000個にも上ったそうです。

■「日本で好まれるように」研究を重ねたメニュー

魅力的なのは豚まんだけではありません。
あんの色が濃い、「四川味増肉まん」は四川省・重慶の“特級点心師”直伝の味。

四川省の代表的な味付けの中華まんで、角切りにした豚肉とタケノコを現地から取り寄せたテンメンジャンで甘辛く味付けし、ほど良いスパイスが香る一品です。

田川さんはこの商品について、「実は開発に苦労した商品。本場では脂が多く、ちょっと重たい感じなんですが、日本で好まれるように脂身を減らして、調整するのが難しかった」と話します。

ほかにも、チーズのコクとホアジャオのピリリとした辛みと香りが相性抜群の「チーズ麻婆まん」や、自家製ラードでシイタケとエリンギだけを炒めた、女性に人気の香り高い「キノコまん」。

さらに、甘いものが食べたいという人には、かつおだしを加えて味に深みを出した「さつまいもまん」も楽しめます。
また、“研究所”というだけあって、これまで様々な期間限定のアレンジメニューにも挑戦しています。

■中華まんを下町で“身近な存在”に

中国で朝食としても親しまれる中華まんを、もっと日本でも身近な存在にしたいと店を始めた田川さんは日々、「頭の中が中華まんでいっぱい」と話します。

東京・荒川区の三河島駅に店を開いた理由について、田川さんは「観光地などではなく、地域に根差し、近隣住民から愛される店舗にしたいと思い、下町感の残るこの地を選んだ」といいます。

(「グッド!モーニング」12月1日放送分より)

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