車で移動販売をするキッチンカー二台を学校に招いて、子どもたちに食事をしてもらう催しが十九日、岐阜市の岐阜東中学校・高校であった。新型コロナウイルスの影響で学校行事の中止が相次ぐ中、思い出づくりにと同校が企画。子どもたちにとって忘れられない味になった。 (向川原悠吾)
一週間おきに開かれる土曜の午前授業。昼時、空腹を誘う香りが校舎内を包んだ。用意された食事は豚丼や鴨(かも)ロース丼のほか、定番のポテトに削りイチゴ、タピオカの五種類。キッチンカーの周りは待ちわびた生徒たちで、あっという間に大行列ができた。
新型コロナの影響で、昨年は社会科見学や文化祭などのイベントが軒並み中止に。今年は開催予定となっているが、多くは縮小する。イベントが減る中、子どもたちに少しでも多くの思い出をつくってもらおうと開いた。
初めての取り組みは、生徒たちに大好評。事前に販売したチケットは計約四百四十食分が売れ、ほとんどの生徒が購入した。
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