新型コロナウイルスワクチンの職域接種が２１日から本格的に始まり、都内の損害保険会社でも、朝から希望する社員への接種が行われています。
東京・渋谷区に本社がある「あいおいニッセイ同和損保」では、東京・名古屋・大阪の３か所で、社員など１万２０００人を対象に２１日から職域接種を始めました。
このうち渋谷区の本社では食堂をパーティションで仕切って３つの接種ブースなどが設けられ、事前に予約をした社員らが医師の問診を受けたあと、接種を受けていました。
この日はおよそ７００人が接種を行う予定だということです。
また、時間をかけて医師の問診を受けたい人のためにインターネットで医師と相談できるブースも用意され、アレルギーがあるという女性が接種を受けても問題がないか、尋ねていました。
接種を受けた社員は「早く接種することができ、ほっとしました。お客さんと接することが多い仕事なので、安心感があります」と話していました。
この会社でワクチン接種の責任者を務める柴田ひかり健康管理センター長は「社会の一員として感染拡大防止の一助になればと思って環境を整えてきた。しっかり進めていきたい」と話していました。
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