
濃い味はカラダによくない……とはよく聞く話ですが、なぜ悪いのか理由をご存知でしょうか? 濃い味は食べ物の好き嫌いに影響するだけでなく、ガンを始めとした健康被害を招く可能性もあるのだとか! 【画像】ガンを招くリスクも!?「濃い味」を続けてはいけない怖すぎる理由 管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、味の濃さによって、好き嫌いにまで影響する仕組みと、薄味でも満足感を高める調理の工夫について紹介してもらいます。
味覚と濃い味の関係とは?
味覚とは、おもに舌の上にある味蕾(みらい)という細胞に、食べ物中の成分が触れた刺激が伝わることで生じる脳の感覚のひとつです。基本的な味覚は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つに分けられ、それらのバランスによって「おいしさ」が判断されています。 「濃い味」の定義については、塩分濃度の割合など数値的な目安もありますが、シンプルに前述した5種の味覚のうち、甘味・塩味のいずれかが過剰な状態を濃い味、と捉えておけばよいでしょう。つまり、塩の入れすぎ、砂糖の入れすぎ……などが濃い味のおもな原因というわけです。
濃い味のせいで食べ物の好き嫌いが増える!?
よく「赤ちゃんの離乳食は薄味を心掛けましょう」といわれますが、それは濃い味にしてしまうと刺激が強すぎてしまうから。 では、なぜ刺激が強いとよくないのでしょうか? 理由は、刺激に慣れてしまうからです。 「濃い味=強い刺激」が繰り返されると、最初は濃いと感じていたものが、やがて当たり前のような感覚になってしまうのです。そうなると「弱い刺激=薄い味」に対して、物足りなく感じてしまうことに! 濃い味は味覚の発達にも影響しています。味蕾の数は、生まれた時に一番多く、年を取るとともに減少していきます。離乳食を始める頃というのは、人生の中でも特に味覚に敏感。だから、この時期に調味料を多く使った濃い味に触れてしまうと「素材の持つ繊細な甘みやうま味を感じる」「味の違いを覚える」などの成長を妨げてしまうことになるのです。 味覚の発達は、食べられるようになる食材の幅にも関わります。濃い味に慣れてしまい味覚が未発達だと、好き嫌いが増えてしまう可能性も……。 このような理由から「離乳食では薄味!」が鉄則なのです。
からの記事と詳細 ( ガンを招くリスクも!?「濃い味」を続けてはいけない怖すぎる理由(サンキュ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2U8oFs7
No comments:
Post a Comment