サッカー女子プロリーグ「ＷＥリーグ」は２３日、理事会を開き、オンラインの記者会見に臨んだ岡島喜久子チェア（６３）はトランスジェンダーであることを公表した元日本代表ＦＷ横山久美（２７）＝スピリット＝について「素晴らしく、非常に勇気のある行動だった」と称賛した。 米国在住の岡島チェアは、バイデン大統領が自身のツイッターで横山と同性愛を告白したＮＦＬ選手の名前を挙げて賛辞を贈ったことに触れ、「さすがにアメリカだからだなと感じた」と所感を述べ、「ＷＥリーグでは多様性を大切にしている。自分らしくあるために、選手たち全員がマイノリティに対する姿勢や理解を深め、『自分らしくでいい』というメッセージをどんどん出していきたい」と語った。 トランスジェンダーの選手について「ＷＥリーグとして基準を設ける形で進んでいる。男性から女性になったトランスジェンダーの選手は難しいというのが基本方針」と明かし、小林理事は「ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）でも規定ができていない」と断った上で、「女性の体をもって生まれた選手は特に問題ないと思う。ＭＴＦ（男性から女性へ性別の移行を希望する）選手はまだ決まっていない。議論して検討したい」とした。
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