先月、兵庫県尼崎市で信号待ちの車の列に運送会社のトラックが追突し６人が死傷した事故で、警察は３日朝から佐賀県にある運送会社を捜索しました。
運転手は「信号を見落としてしまった」と話しているということで、警察は勤務状況を含めた事故の詳しいいきさつを調べることにしています。
先月３１日の未明、兵庫県尼崎市の交差点で、信号待ちをしていた車３台の列に大型トラックが突っ込んで、２０歳の男子大学生が死亡し１９歳の３人が大けがをするなど６人が死傷しました。
この事故で、トラック運転手の鳥山圭太容疑者（４６）が逮捕されています。
警察は３日午前、佐賀県伊万里市にある勤務先の運送会社「ロジコン」を過失運転致死傷の疑いで捜索しました。
捜査関係者によりますと、運転手は「信号を見落としてしまった。ぼーっとしていて、気づいたら突っ込んでいた」などと話しているということで、現場に目立ったブレーキの痕は見つかっていないということです。
警察は勤務状況を含めた事故の詳しいいきさつを調べることにしています。
運送会社は、これまでのＮＨＫの取材に対して、「前日の午後に福岡県を出発し、事故までに２回、休憩していた。社員には毎週、休みを取らせていたので、働き方に問題はなかったと思っている。これまでの運行状況に問題はなかったので戸惑っている」と話しています。
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