
アメリカの株価が史上最高値を更新する一方、中国の株価は7月に大きく崩れてしまった。日本はアメリカと中国に挟まれて、もたもたしている印象だ。そんな日本や中国の減速を横目に、アフリカや中東の株価が上昇している。株式投資を考える際に、地域分散の必要性は強く意識されるところだが、今現在の世界の株式市場は、いったいどこが一番調子が良いのだろうか? 国内の公募投信を使った分散投資をイメージするために、投資信託協会の「投資対象地域属性」を使って、地域区分別のパフォーマンスを調べた。
投資信託協会の「投資対象地域属性」は10区分で、「グローバル」「日本」「北米」「欧州」「アジア」「オセアニア」「中南米」「アフリカ」「中近東(中東)」「エマージング」に分かれる。この中で、「グローバル」と「エマージング」は複数の地域属性を合わせた区分であるため、これを除く8地域を選び、株式を主な投資対象とするファンドについて2021年7月末を起点に比較した。
結果だけ見ると、過去10年間は「北米」の株式に投資していると最も高いリターンを得ることができた。投資していて一番満足度の高い投資対象地域は「北米」だったといえる。過去1年間に限れば、トップのトータルリターンを「アフリカ」に譲るものの、「北米は僅差の2位であり、過去3年、5年、10年ともトップになっている。
「北米」に次ぐ成績を残しているのが「日本」だ。過去5年、10年という中長期の投資において、「北米」と並んで2地域のみが2ケタのリターンを記録している。過去1年のパフォーマンスが「中南米」「アジア」に並ぶ下位3位であるため、現在の満足度は高いとは言えないが、実績として過去10年間のリターンは「北米」に次ぐ成績になった。
反対に、過去10年間で最も成績が悪かったのは、「中南米」だ。10年(年率)のトータルリターンがマイナスになってしまった。10年投資を継続しても、資産が増えなかったのでは、投資した価値がないと感じるだろう。「中南米」の区分で10年以上の運用期間がある株式ファンドは14本あるが、そのうち10本が10年トータルリターンでマイナスの成績になっている。マイナスリターンの10本は全てブラジル株式を投資対象にしたファンドだ。過去1年間でみても「中南米」はトータルリターンで最下位になっており、投資の満足度は最悪の地域だったといえる。
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