Pages

Wednesday, February 9, 2022

TikTokステマ報酬、総額7600万円…運営会社が20人に支払い - 読売新聞

 動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国企業「バイトダンス」の日本法人(東京)が、ツイッターで影響力がある20人に報酬を支払い、一般の投稿を装って大量の動画を拡散させていた問題で、支出した報酬の総額が計約7600万円に上ることがわかった。読売新聞の取材に対し、日本法人が社内調査の結果として明らかにした。

 宣伝であることを隠し、自発的な口コミかのように見せる手法は「ステルスマーケティング(ステマ)」と呼ばれる。日本法人の広報責任者は「皆様の誤解を招いており、そういう行為だと受け取られても仕方がない」と説明している。

 日本法人によると、20人の協力者はツイッターのフォロワーが10万人を超える「インフルエンサー」と呼ばれる人物ら。日本法人の担当者が2019年7月~21年12月末の約2年半にわたり、拡散させたい動画を繰り返し伝えていた。

 アプリ利用者を増やすのが目的で、担当者は協力者に「投稿にTikTokのリンクを入れて」などと具体的に指定。動画を見て関心を持った人がティックトックのアプリをダウンロードするように誘導していた。報酬額は動画の再生回数に応じた歩合制だった。

 読売新聞が1月24日に今回の問題を報道したことを受け、日本法人が担当者から詳しい経緯を聞き取り、報酬総額などを調べていた。

 広告会社などで作る「WOMマーケティング協議会」は運用指針でステマを禁止。金銭が介在していれば投稿に「広告」などと表示するよう求めている。

 日本法人は「担当者に表示が必要という認識がなく、申し訳ない。すでに担当者は社内で処分したが、内容は明らかにできない。社員教育を徹底する」としている。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( TikTokステマ報酬、総額7600万円…運営会社が20人に支払い - 読売新聞 )
https://ift.tt/MYpSKTx

No comments:

Post a Comment