ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、「KURONEKO Innovation Fund」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社)を通じて、全てのブランドが自社でサーキュラーエコノミーを実装可能にするソリューション「Retailor(リテーラー)」を開発・提供するFree Standard株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:張本貴雄)に出資を行ったと発表した。
お試し・リユース機能を実装できるソリューションを提供
Free Standardは、「新たな消費のフリースタンダードを創造する」をミッションに、2020年に創業したスタートアップ。長年EC業界で培ってきたノウハウと実績をもとに、アパレルや家電ブランドなど、自社ブランドのECで「お試し」と「リユース」機能を簡単に実装できるソリューション「Retailor(リテーラー)」を提供している。
商品のお試しから購入、リユースまで、資源循環型の運用を自社で構築できるようになることで、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する。
循環型マーケット創出の知見で新たな価値提供へ
今回ヤマトは、Free Standardの高いビジネス推進力とサステナブルな資源循環型の購買体験を提供する事業活動を評価し、出資を決定。Free Standardが持つ、ECにおける循環型のマーケット創出に関する知見を得ることで、新たな価値提供に役立てることを想定しているという。
「Retailor」を活用して「お試し」機能と「リユース」の構築を行うことで、「購入」の前に「お試し」という選択肢を増やすことで、潜在顧客が資産化されるだけでなく、1商品あたりのLTV最大化につながる。
サーキュラーエコノミーというときれいごとのように思われることもあるが、「Retailor」は1商品が生み出す売上を向上させることで、資源の有効活用と事業者の売上・利益拡大の両方につながるという点において、現実的かつ持続可能なスキームといえるのではないだろうか。
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