ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナについて、大手格付け会社「S&Pグローバル・レーティング」は外貨建ての国債が部分的なデフォルト=債務不履行に陥ったと認定しました。
ウクライナ政府は、先月、ロシアによる軍事侵攻を受けて国防支出を優先するための外貨保全策として、外貨建ての国債の元利払いについて2年間延期することを債権者に要請し、今月10日、条件を変更することで合意したと発表していました。
これを受けて、大手格付け会社「S&Pグローバル・レーティング」は12日、ウクライナが発行する外貨建ての国債の信用度を示す格付けを引き下げ、部分的なデフォルト=債務不履行に陥ったと認定しました。
また、別の格付け会社「フィッチ・レーティングス」も12日、ウクライナが発行する外貨建ての国債について、部分的な債務不履行を示す格付けに引き下げました。
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