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Friday, September 9, 2022

あの町の逸品:秋田・能代 ラーメン「吾作」 「みそ味」開拓の老舗 市民に根付く心の味 - 毎日新聞

 白い鉢巻き姿の店員が、太麺とチャーシューがふんだんに入ったどんぶりをカウンター越しに置いた。まずスープを一口。みそベースの濃厚な味が口の中に一気に広がった。

 秋田県能代市や秋田市などの大通り沿いを中心に店舗を構える「吾作」は、県内で最も古くからある地元発祥の本格みそラーメンの老舗だ。その味は「能代のソウルフード」とも呼ばれる。昼時には駐車場が埋まり、店内には作業着や制服姿の客が麺をすする音が響く。味は濃厚だが、汗だくになってスープを飲み干す人も多い。

 定番メニューは津軽みそベースの「みそラーメン」で、売り上げの半分以上を占める。しょうゆ、塩、冷やし中華も人気だ。コーンやメンマ、ネギやバターなどをトッピングできる。麺は自社工場で一括生産し、特製スープは新鮮な野菜と豚骨をベースに煮込んだ秘伝の味。国産素材にこだわっている。

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