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Friday, September 9, 2022

大手通信会社員が農業体験 地域活性化で地元の人と議論 中野|NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp

地方の活性化に新たなビジネスチャンスを見いだそうとしている大手通信会社の社員が、人口減少に悩む中野市の山あいの地区で農業を手伝う取り組みに挑戦しました。

この取り組みが行われたのは、標高およそ800メートルの山あいに広がる中野市の豊田地区です。
豊田地区は、強烈な辛味をもつピーマンのような形をした唐辛子の一種で、信州の伝統野菜にも認定されている、「ぼたんこしょう」の産地として知られています。
しかし人口減少や高齢化で、ぼたんこしょうの生産農家は6、7年前の半分の10軒程度にまで減ったほか、休耕田が増えるなど、農業の先行きに不安が高まっています。
こうしたなか、5GやIOTなどを通じた地方の活性化に新たなビジネスチャンスを見いだそうとしている、大手通信会社の社員18人が、実際に農家を手伝うことで地域の課題を身をもって体験する取り組みが企画されました。
現地に到着した一行は、はじめに地元の人たちと一緒に休耕田の草刈りや「ぼたんこしょう」の収穫体験を行いました。
このあとの話し合いで、地元の人からは「都会の人たちに、農業体験をしながら農村に滞在してもらう農業リゾートを実現したい」というアイデアが出されました。
これに対し、参加した社員からは「農業体験した田畑のその後が気になるので、農作物の成長の様子をSNSで発信していくとファンが増えるのではないか」といった意見が出されました。
豊田地区の活性化に取り組むNPO法人「豊かな地域づくり研究所」の佐藤昌行さんは、「われわれの地域に興味を持ってもらってうれしかった。忘れてもらわないためにも、今回農業体験をしてもらった休耕田で酒米を育てて、地元の酒造会社と日本酒を作っていきたい」と話していました。
また、大手通信会社で今回の取り組みを企画した高井奈月さんは「自社だけでなく、ほかの企業とも連携しながらたくさんの人を呼び込み、地域の課題解決を行う取り組みに拡大していきたい」と話していました。

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