アクティビスト（物言う投資家）の米ヘッジファンド運営会社、 エリオット・インベストメント・マネジメントはサプライチェーン関連のソフトウエアを手がける Ｅ２オープン・ペアレント・ホールディングスの非公開化を提案することを検討している。複数の関係者が部外秘情報であることを理由に匿名で明らかにした。
エリオットは次のステップについて精査しており、Ｅ２オープンの取締役会に関与する可能性があるという。
Ｅ２オープンは11日、利益予想を下方修正するとともに、マイケル・ファーレカス最高経営責任者（ＣＥＯ）の更迭を発表。株価は過去最大となる50％の急落を演じ、上場来安値に沈んだ。13日終値は2.45ドルで、これに基づく時価総額は７億4300万ドル（約1100億円）。
エリオットはまだ初期の検討段階にあり、買収を断念することもあり得ると関係者は話している。Ｅ２オープンのコメントは現時点で得られていない。
エリオットは2015年、インサイト・ベンチャー・パートナーズが主導したＥ２オープンの買収に参加。ブルームバーグがまとめたデータによると、エリオットは現在も上位10位に入る主要株主だ。
Ｅ２オープンは2021年、チン・チュー氏のＣＣキャピタルと ニューバーガー・バーマンが支援するブランクチェック（白紙小切手）企業との合併を通じて上場。発表時の評価額は25億ドル余りに上っていた。
原題： Elliott Said to Mull Buyout of Supply-Chain Software Firm E2open（抜粋）
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