「生きていてよかったと思えるような時間を増やしたい」小山美砂さんの場合
(韓光勲:ライター)
近年、企業は人手不足という現状がある中で、離職者・転職希望者は増え続けている。厚生労働省のデータ(2020年)によると、入社3年以内の離職者(大卒者)は32.3%を記録した。総務省(2023年12月)のデータによると、転職者は325万人だった。「転職等希望者数」は1007万人となっており、過去最多であった。
若手社員が会社を去るのは経済的理由にとどまらない。若手の価値観は急速に変わっており、上司世代とのギャップが生まれているのだ。
本連載「若手が会社を辞めるとき」では、さまざまな理由で会社を辞めた若手社員たちの声を取り上げ、現場で何が起きているのかを探っていく。
第1回目は新聞社を3年で辞めた筆者、5年で辞めた小山美砂さんのケースを取り上げる。
仕事が嫌いなわけではなかった
「どうして新聞記者を辞めたんですか」
初対面の人にそう聞かれることが多い。筆者は毎日新聞社を3年3カ月で辞めた。9カ月休職した末の退職だった。
学生時代から憧れ、就職活動での激しい競争を勝ち抜いて入った会社だったのに、なぜ、たった3年で辞めたのか。それを、これから説明したい。
からの記事と詳細 ( 憧れて入社した会社の「耐え切れない」働き方、有望な若手記者はなぜ新聞社を去ったのか? 「生きていてよかったと思えるよう ... - JBpress )
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