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Sunday, December 13, 2020

【ホームズ】通常と異なるルールに注意! ルームシェアで賃貸借契約を結ぶ際のポイント | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

ルームシェアは一人暮らしと比べて家賃を抑えられたり、気の置けない相手と楽しく過ごせたりと、さまざまなメリットがあります。しかし、審査や手続きにおいては通常と異なるルールが存在しているため、事前に細かな注意点を理解しておく必要もあるのです。今回はルームシェアの賃貸借契約について詳しく解説していきます。

ルームシェア

一人暮らしと比べて、カップルや友人同士でのルームシェアは、一般的に入居審査が厳しいとされています。ここでは、その主な理由について見ていきましょう。

貸し手の側からすれば、ルームシェアにおいて何よりも気にかかるのは家賃の支払いだといえます。ルームシェアの場合には、単身用よりも家賃が高額になりやすいため、安定した支払いができるのか心配されるケースも多いのです。

特に、恋人や友人である場合には、残念ながら途中で入居者同士の関係が解消されてしまう可能性もあります。借り手側が家賃を折半していたとすれば、家賃を滞納されてしまうかもしれないといったリスクが生まれるのです。

ただ、恋人同士の同棲については、二人が結婚を前提としているのであれば信用が高まることもあります。双方の両親が保証人となってくれるなど、それぞれの家庭から十分な理解が得られていることが分かれば、審査が有利に進みやすくなるのです。

ルームシェアにおいては、一人暮らし以上に入居マナーが心配されてしまうこともあります。特に友人同士のルームシェアでは、騒ぎ声などで騒音トラブルが起こりやすい面もあり、貸し手側から敬遠されてしまう傾向があるのです。

入居審査においては、契約者の身なりや振る舞いを通じて人となりが判断されることもあるため、不動産会社へ足を運ぶ際には意識しておきましょう。

ルームシェアを行うには、複数人での同居が認められている物件を探す必要があります。しかし、二人入居可となっていても、なかにはルームシェアが認められない場合があるため注意が必要です。

二人入居可となっている物件では、夫婦や親子、兄弟などとの同居が想定されているケースも少なくありません。そのため、友人やカップルでのルームシェアが可能かどうかは、契約のタイミングできちんと確認しておきましょう。

ルームシェア契約

ルームシェアにおいては、“代表契約”と“連名契約”のうちいずれかの方法で契約を結びます。ここでは、それぞれの契約形態の主な特徴について解説していきます。

代表契約とは、入居者のなかから代表者を決め、その一人が貸主と契約を結ぶ方法です。契約書や保証人は代表者の分のみを用意し、審査の対象も代表者のみとなります。

ルームメイトは契約者ではなく同居人として扱われ、トラブルの際の責任などは代表者が負うこととなります。多くの物件では代表契約が採用されているため、部屋探しを行う前に代表者を決めておくとスムーズです。

連名契約は入居者全員が契約の主体者となる契約方法です。人数分の書類や保証人が必要となり、審査もそれぞれが別に受けることとなります。

家族や婚約者同士などでは、代表契約で手続きを進めるケースが多いですが、友人同士であれば連名契約となる可能性もあります。

ルームシェア

代表契約と連名契約は、手続きの方法以外にもさまざまな違いがあります。それぞれのメリットとデメリットを通じて、両者の違いを理解しておきましょう。

代表契約は手続きに必要な工程が一人分で済むため、審査に時間がかかりにくい点が大きなメリットです。保証人も代表者のみが用意すればよいため、入居までの手続きを比較的スムーズに進められるのです。

また、代表契約では、代表者のみが入居審査の対象となります。そのため、同居する人が収入面に不安を抱えていても、代表者に十分な収入があれば審査に通りやすくなるのです。

一方で、支払いの責任が偏ってしまうところは注意が必要なポイントです。家賃の未払いなどが発生したときには、契約上は代表者やその保証人のみに支払い義務が生まれるため、トラブルの原因となるケースもあるのです。

そのため、代表契約を行う際には、事前に家賃支払いに関するルールを決めておきましょう。

連名契約の場合は、家賃や退去に必要な費用などを全員で負担することとなるため、金銭的なトラブルにつながりにくいといえます。代表契約とは異なり、それぞれが契約主となるため、支払いへの責任感も失われにくいのです。

ただ、関係の解消が起こったときには、注意が必要な契約形態でもあります。どちらかが賃貸借契約を解約するときには、もう一方も退去しなければならないというリスクがあるのです。

また、前述のとおり、物件によってはそもそも連名契約が認められないこともあります。そのため、どちらの契約形態でも対応できるように準備しておくのが理想的です。

契約に必要な書類

賃貸借契約を結ぶ際には、さまざまな書類の提出が求められます。物件や不動産会社によって提出書類が異なる場合があるので、ここでは主に必要とされる書類について見ていきましょう。

契約者の必要書類は、大きく分けて身分証・住民票・印鑑登録証明書・収入証明書の4つです。必要書類に漏れがあると、審査や手続きに時間がかかってしまうため、指定されたものを正確に用意しましょう。

また、家賃の支払いが口座引き落としの場合は、銀行の口座番号や銀行印も必要です。

保証人については、同意書とともに、保証人自身の収入証明書や印鑑登録証明書、身分証が必要となります。また、契約書に保証人の署名や押印が必要なケースも多いため、遠方にいる場合は書類のやりとりだけでも時間がかかります。

連名契約の場合は、保証人に関する書類も人数分必要であるため、十分な時間のゆとりを持って準備を進めましょう。

金銭にまつわるルールを決める

ルームシェアの契約について見てきたとおり、もし途中で解約をすることになれば、貸し手側と借り手側の両方にとってリスクがあります。そのため、仲たがいしてしまわないために、事前にきちんとルールを定めておくことも重要です。

ここでは、“お金” “部屋の使い方” “プライベート”の3つに分けて、注意すべきポイントを見ていきましょう。

ルームシェアにおいては、お金に関するトラブルが仲たがいの原因となってしまうこともしばしばあります。特に、代表契約の場合は、代表者に家賃をまとめてもらわなければならないため、ルームメイト同士でのルール決めが重要です。

また、光熱費などの固定費についても、あらかじめ支払いのルールを決めておきましょう。お金に関するやりとりは口に出しにくい面もありますが、トラブルを避けるために期日を設定したり、支払い方法を明確にしたりしておくことが大切です。

お金に関するやりとりとともに、お風呂やトイレといった共同スペースの使い方もトラブルにつながりやすいポイントだといえます。それぞれが育った家庭環境などによって、重要視するポイントが異なるケースもあるため、事前に話し合っておくのが無難です。

たとえば、掃除の頻度や役回りを決めたり、共同で使う家具の使用ルールを明確にしたりしておくと安心です。

ルームシェアにおいては、それぞれのプライベートの確保についても目を向ける必要があります。人によっては、頻繁に友人を呼ばれることを嫌がったり、郵便物の管理が気になったりするケースもあるのです。

そのため、気になる点があれば、あらかじめルームメイトに相談をしておきましょう。問題点を共有しておけば、お互いに対する配慮がしやすくなり、トラブルを未然に防ぐことができるのです。

ルームシェア

  • 恋人や友人同士では、入居審査が厳しくなりやすい面があるため対策が重要
  • ルームシェアの契約方法には、代表契約と連名契約の2種類がある
  • 代表契約は手続きがスムーズに進みやすい一方で支払い責任が代表者に偏る
  • 連名契約は責任を公平に分担しやすい一方で手続きが複雑
  • 事前の細かなルール決めがルームシェアを成功させるカギ

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