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Wednesday, December 16, 2020

【ホームズ】毎月の家賃が高すぎる! 生活費のシミュレーションと改善すべきポイント | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

「無駄使いをしているわけでもないのに貯金ができない」「家賃が高すぎて金銭的な余裕がない」といった悩みが生まれたときは、毎月の生活費を見直すべきタイミングです。特に、家賃は固定費のなかでも負担の割合が大きいため、もっとも意識すべき点といえるでしょう。今回は家賃を見直すうえで気にしておくべきポイントと、生活費を抑えるために必要な知識について見ていきましょう。

家賃相場

賃貸物件の家賃は、さまざまな要因によって決められています。そのなかでも、特に重要な判断基準となるのは、周辺の物件の家賃相場です。

ここでは、家賃相場を調べる方法について解説します。

LIFULL HOME’S「家賃相場」では、エリアごとの平均的な家賃を手軽に調べることができます。賃貸物件の家賃は、土地の価格によって大きく左右されるため、まずは住んでいる地域の相場を知っておくことが重要なのです。

たとえば、東京都で一人暮らし用の物件の平均家賃を調べてみると、同じ23区内にあっても区域によって6万円以上の開きがあります。また、市部に目を向ければ、23区内の一番安い地域よりもさらに1~2万円ほど価格が下がります。

入居している物件の家賃が周辺よりも高ければ、家賃交渉ができる可能性もあるため、おおまかな相場を事前に押さえておきましょう。

利便性の高い駅

賃貸物件の家賃を左右するポイントは、建物のエリア以外にも数多くあります。ここでは、家賃が高くなりやすい物件の特徴を見ていきましょう。

都心へのアクセスに優れていたり、最寄り駅までの距離が短かったりする物件は、人気が集まりやすく家賃も高額になりやすいといえます。賃貸物件の不動産情報には、駅やバス停までの距離が「徒歩所要時間」で示されており、利便性をアピールする重要なポイントとして扱われています。

徒歩所要時間とは、最寄り駅などに徒歩で行く際にかかる時間を示したものであり、「徒歩1分=80m」と基準が決められています。特に、徒歩10分以内の物件は利便性が高いと判断され、人気も集まりやすいのです。

また、便利な商業施設から近いなど、充実した周辺環境も家賃を引き上げる要因となります。

部屋が広くて設備が充実している物件は、似たような立地の物件と比べて家賃が高くなります。たとえ同じ建物内にある物件でも、部屋の広さや間取りによって賃料は異なるのです。

また、新築や築浅の物件、デザイナーズマンションなども家賃が高額になりやすいといえます。物件の状態が良く、ある程度家賃が高くても入居者が集まることから、あまり賃料が下がることはありません。

さらに、共用設備の充実度や建物の構造によっても家賃は変化します。たとえば、セキュリティに関する設備が整っていたり、防音性に優れていたりするなど、より快適な生活を送れる物件は家賃も高くなる傾向にあるのです。

室外洗濯機置き場

家賃が安くなる要因の1つには、何らかの理由で入居者が集まりにくくなっているという問題があります。ここでは、どのようなポイントが家賃を引き下げる原因となるのか見ていきましょう。

最寄り駅からの距離が離れていたり、周辺に便利な商業施設がなかったりする場合には、相場よりも家賃が安くなっているケースがあります。また、駅の近くであっても、踏切や線路の沿道にある物件は、騒音の面から家賃も比較的安くなりやすい傾向があります。

部屋が狭かったり、特殊な間取りだったりする物件は、同じエリアの物件よりも家賃が安くなる傾向があります。また、築年数が経過していたり、セキュリティや日当たりなどの面で劣っている物件も賃料は下がります。

さらに、水回りなどの設備も家賃を左右する大きなポイントです。たとえば、同じ条件の物件であればバス・トイレ別よりも3点ユニットバス、室内洗濯機置き場よりも室外洗濯機置き場のほうが安くなります。

生活費のシミュレーション

生活費を見直すうえでは、家賃とともに食費や固定費などにも目を向けることが大切です。ここでは、総務省統計局「家計調査年報(2019年)」をもとに、家賃を含めた生活費をシミュレーションしてみましょう。

一人暮らしの世帯においては、以下の表のように平均で14万2,915円の生活費が支出されています。主な内訳としては、食費がもっとも大きな割合を占め、全体の3分の1近くにあたることが分かります。

食費

4万331円

水道・光熱費

1万1,652円

家具・家事用品費

5,308円

衣料費

5,720円

保健・医療費

7,666円

交通・通信費

2万989円

教育・娯楽費

1万8,746円

その他

3万2,503円

合計

14万2,915円

出典:総務省統計局「家計調査年報(2019年)」

人によって節約できる項目にも違いがあるため、まずはこのデータをもとに、具体的な生活費を計算してみることが大切です。そのうえで、収入とのバランスを考慮しながら適切な賃料を検討しましょう。 

家賃は手取りの収入をもとに計算するのが一般的です。具体的な目安としては、手取りの3分の1以下に収まる範囲であれば、きちんと家賃を支払っていけるとされています。

ただ、より正確な数字を割り出すためには、やはり生活費のデータをもとに計算することが重要です。家計調査のデータはあくまでも平均の支出額であるため、自分なりに出費を抑えられるポイントはないか検討しましょう。

仮に、生活費が平均支出額をオーバーしてしまう場合には、家賃を手取りの3分の1よりもさらに低く見積もっておく必要があります。

家賃交渉をする

金銭的なゆとりを生み出すためには、無理のない範囲で家賃を設定することが何よりも重要です。ここでは、家賃を抑えるために知っておくべきポイントを紹介します。

不動産情報サイトで賃貸物件を探す際には、間取りや賃料などの基本的な条件とともに、オプションとしてこだわり条件を設定することができます。しかし、すべての条件にこだわりすぎると、家賃を抑えることが難しくなってしまうのです。そのため、ライフスタイルに合わせて、こだわるべき点に優先順位をつけておくことが大切となります。

また、焦って契約をしてしまうのではなく、できるだけ多くの物件を比較してみることも重要です。

毎月の家賃が「高すぎる」と感じた場合には、家賃交渉について検討してみるのも1つの方法です。賃貸物件の家賃は固定ではなく、交渉によって値下げをしてもらえることもあるため、選択肢として意識しておきましょう。

交渉を行ううえでは、主に「対応」「根拠」「タイミング」の3つが重要なポイントとなります。家賃の値下げをお願いするのであれば、貸主との誠実なやりとりが欠かせません。

「家賃をきちんと払い続けてくれる」という安心感を与えなければ、交渉に応じてもらえる余地もなくなってしまうのです。そのため、あくまでも低姿勢を心がけることが重要となります。交渉しておきながら断ることも失礼にあたるので、注意しましょう。

交渉前には、きちんと値下げをお願いする根拠を探しておくことも大切です。近隣のエリアや似たような条件の物件の相場を調べたうえで、客観的なデータをそろえておけば、より話し合いがスムーズに進むのです。

また、すでに入居している物件では、契約の更新時が交渉に適したタイミングとなります。更新には契約を見直すといった意味も含まれているため、普段よりも話し合いに応じてもらえる可能性が高まるのです。

生活費の見直しをする

  • 立地の利便性に優れ、設備が充実している物件は家賃も高い
  • 家賃の目安は手取りの3分の1以下であるものの、生活費がかさむ場合はさらに安く抑える必要がある
  • 家賃を抑えるためには、物件の優先順位を明確にしておくことが重要
  • 状況に応じて値下げ交渉を検討してみるのも1つの方法

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