個人投資家向けに株式売買注文を執行する高速取引会社は今週、ゲームソフト小売り大手ゲームストップや映画館チェーンのAMCエンターテインメント・ホールディングスなど一部銘柄の売買高が急増したことでシステム障害に見舞われた。
関係者によると、投資家の注文を高速取引会社のサスケハナ・インターナショナル・グループやウルバリン・トレーディングに回す証券会社では27日、両社への接続に支障が出た。両社は米国の株式やオプション市場で目立たないものの重要な役割を担っており、投資家がフィデリティ・インベストメンツ、TDアメリトレード、ロビンフッド・マーケッツなどのオンライン証券会社に出した注文を執行している。
サスケハナは27日と28日の両日顧客に対し、負荷が高まることが予想されるため注文は別のルートで処理するよう促した。関係者が明らかにした。同社は注文増加に対応するために株式取引システムの強化に動いていた。
関係者によると、ウルバリンでは27日の取引システムは安定していたが、顧客の一部では接続に支障があった。
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