中国から輸入したつけ毛などの商品を日本の業者から仕入れたように偽り、納める消費税額を少なく見せかけて１億３０００万円あまりを脱税したとして、東京の美容品販売会社が東京国税局から告発されました。
告発されたのは東京・墨田区の美容品販売会社「ジェンティール」と、この会社の青木信貴社長（４１）ら２人です。
会社や関係者によりますと、この会社は女性向けのつけ毛「ヘアーエクステンション」や、美容院の練習用のウイッグの販売で国内有数のシェアを占め、年間の売り上げが８億円に達するときもあったということです。
こうした事業者が納める消費税の額は、通常、仕入れ先が海外よりも国内の方が低くなるよう算出されることになっていて、この会社は中国から輸入した商品を日本の業者から仕入れたと偽っていたということです。
東京国税局査察部は、おととし３月までの３年間で消費税およそ１億３４００万円を脱税したとして東京地方検察庁に告発しました。
ＮＨＫの取材に対し青木社長は「修正申告を済ませ一部納税を済ませました。私の未熟さによりこのような事態を招いたことを陳謝します」としています。
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