東京の老舗バス会社「はとバス」は、東京都に12日から4回目の緊急事態宣言が出され、オリンピックも無観客となったことで、期待していた観光需要が見込めず二重苦に陥っています。
オリンピック・パラリンピックの大会期間中、会場への関係者の輸送を担う計画もありますが、社員の一部は休業せざるを得ない状況だということです。
東京・大田区に本社がある老舗バス会社の「はとバス」は、東京都が12日から4回目の緊急事態宣言の期間に入るのを受けて、都内を発着するほぼすべてのツアーを運休することになり、キャンセルなどの対応に追われています。
会社では、緊急事態宣言が出されるたびにすべてのツアーを運休していましたが、今回は、感染対策を施した屋根のないオープン型のバスで、途中下車せずに都内の観光地を巡る1コースだけは、運行を継続するということです。
また、オリンピックで1都3県の会場が無観客となったことで、大会期間中に期待していた観光需要も見込めなくなりました。
会社によりますと、緊急事態宣言が断続的に出されているため、ことしに入ってから110台のバスの多くがツアーのために稼働できない状態が続いています。
ワクチンの大規模接種会場への送迎バスを運行しているほか、オリンピック・パラリンピックの大会期間中に会場への関係者の輸送を担う計画もありますが、社員の一部は休業せざるを得ない状況だということです。
はとバス広報室の本田寛奈さんは「ワクチン接種が始まり、夏休みに旅行需要が回復するかと思っていたところで再び緊急事態宣言が出たので、非常に悲しいです。感染状況を踏まえればしかたないとは思います」と話していました。
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