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Wednesday, April 13, 2022

最新版:おすすめ米国銘柄トップ10、「マイクロソフトは成長継続」とプロが評価する理由 - ビジネス+IT

マイクロソフトが今後も堅調な収益成長が期待できる理由

 モート「広」のマイクロソフトは、本稿執筆時点で14ファンドが保有している。この銘柄は公正価値不確実性が「中」だが、現在、米モーニングスターのアナリストであるダン・ロマノフ氏の推定公正価値の352ドルより割安で取引されている。ロマノフ氏はマイクロソフトのモート「広」格付けの要因として、スイッチングコストとともにネットワーク効果とコスト優位性による持続可能な競争力を挙げている。

 「マイクロソフトには投資家の注意を引く複数の特徴がある」とロマノフ氏は確信している。マイクロソフトは、さまざまなPaaS/IaaSソリューションを大規模に提供できるパブリッククラウド企業2社のうちの1つだ。

 さらに、マイクロソフトはオープンソース化を採用し、従来の永久ライセンスモデルからサブスクリプションモデルへと大きく移行してきた。また、低成長で低利益の携帯電話事業から撤退、ゲームのクラウドベース化を推進している。ロマノフ氏の見解では、これらの要因が組み合わさって、高い利益率をさらに拡大する見事な収益成長を提供する、より焦点を絞った企業へと推進している。

 ロマノフ氏によると、マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームであるMicrosoft Azureが同社の新たな目玉だという。ロマノフ氏はこれを約300億ドルの事業と推定しているが、2021年度には成長率50%という驚異的な成長を記録している。

 Azureには、シームレスなハイブリッドクラウド環境を作るために、選択したワークロードを実験してクラウドに移動する簡単な方法を顧客に提供するなど、明確な優位点がいくつかある。既存顧客は同じマイクロソフト環境にいるため、アプリケーションとデータはオンプレミスからクラウドに簡単に移行できる。

 マイクロソフトはAzureの移動のタッチポイントとして、あらゆるマイクロソフトソリューションの膨大なインストール基盤を活用することもできる。AzureはAI、ビジネスインテリジェンス(BI)、IoTなどの長期トレンドの優れた出発点でもあり、これらの幅広いテーマを中心とした新たなサービスを継続的に立ち上げている。

 ロマノフ氏は、同社が従来のオンプレミス製品からクラウドベースのSaaSソリューションに移行していることにも注目している。LinkedIn、Office 365、Dynamics 365などが重要なアプリケーションだが、これらの動きは現在、中間地点を超えており、経済的障害はもはやなくなった。Office 365はオフィス生産性ソフトウェアで事実上の独占状態を維持しており、この状況が近い将来変わることはないと見られる。

 最後に、同社はゲーム事業を経常収益とクラウド常駐の方向へとますます推進している。「顧客は今後もオンプレミスからクラウドソリューションへの移行を推進し、継続的な利益向上によって引き続き堅調な収益成長が期待できる」とロマノフ氏は確信している。

 マイクロソフトのソフトウェア業界における確固たる地位、オフィス生産性ソフトウェアの独占、さらに同社のエコノミックモートの源泉であるスイッチングコスト、ネットワーク効果、コスト優位性によってその存在を脅かす競合他社がないことから、ロマノフ氏はマイクロソフトに安定したモートトレンド評価を与えている。

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