メッキ会社の井戸から基準値２８倍の六価クロム…浜松市が近隣住民に井戸水を飲まないよう呼びかけ - 読売新聞オンライン

　浜松市は２日、浜松市東区原島町のメッキ加工会社「遠州クロム」の井戸から基準値を超える有害物質「六価クロム」が検出されたと発表した。市は安全が確認されるまで当面の間、近隣住民へ井戸水を飲用しないよう呼びかけている。

　発表によると、六価クロムは、溶液に触ったり、粒子を含む蒸気を吸い込んだりすると、発疹などを発症するとされる。遠州クロムの自主検査で１１月下旬に判明し、同社が市に連絡した。市が、同社敷地内を中心に調査したところ、敷地内の井戸から基準値の２８倍の六価クロムが検出されたという。市は今後、近隣への流出の有無を調べるため、調査対象を広げて、同社から半径５００メートル以内にある井戸水を調べるという。

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