JR肥薩線が豪雨で被災し、再開の見通しが立たない中、人吉駅前の「人吉駅弁やまぐち」は営業を続けている。創業100年近い老舗弁当店の変わらぬ味は、被災者の空腹を満たし、心の支えとなっている。
やまぐちは1923年創業。地元の素材を使った「あゆずし」と「栗めし」が名物で、人吉駅ホームでの立ち売りでも知られる。普通の弁当も取りそろえ、観光客だけでなく、地元住民からも親しまれてきた。
市中心部が広範囲に水に漬かった7月4日、店の調理場は一部浸水したものの被害は小さく、いつも通り開店した。しばらくは客足は減ったが、最近では正午すぎに完売することも。近隣の被災住民らが、自分たちの昼食やボランティアなどへの差し入れとして購入するという。
自宅1階が浸水し、母親と片付けを続けているという同市九日町の櫓木(ろき)真弓さん(52)はほぼ毎日、弁当やサンドイッチを買うという。「昔から変わらない味でほっとする。本当に助かっている」と語った。
食材の仕入れ先が被災したため、55年から売り続けてきた「あゆずし」は現在作ることができない。それでも従業員の田川光枝さん(71)は「またお客さんの笑顔が見たいので、工夫しながら続けていきたい」と前を向く。
(坪井映里香)
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August 01, 2020 at 04:00AM
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変わらぬ味に「ほっ」 人吉駅前の弁当店、元気に営業中 - 西日本新聞
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