等級ごとに選別され出荷される石川アールスメロン＝金沢市のＪＡ金沢市砂丘地集出荷場で
金沢市産石川アールスメロンの秋の出荷が十一日、金沢市下安原町のＪＡ金沢市砂丘地集出荷場で始まった。初出荷分は、十二日昼ごろに、市内のスーパーの店頭に並ぶ。
高級品種「マスクメロン」の一種で、糖度約一五度の甘みと美しい網目が特徴。市内では、十七軒の農家が約百八十アールで栽培している。同ＪＡメロン部会長の吉田孝之さん（５３）によると、今年は梅雨明け後の好天で例年より大きく育ったという。
この日は、農家二軒から八百玉（一・五トン）が持ち込まれ、パートの女性らが網目の美しさなどを確認して等級ごとに分けた。
吉田さんは「香りも味もおいしく育っている。家族だんらんで食べてもらえれば」と話した。
今年は十月上旬ごろまでに、六十トンの出荷を見込んでいる。
（西浦梓司）
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