高級住宅地の物件を専門に扱う不動産会社 エメラルド・エクイティ・グループは、ニューヨークのアッパーウエストサイドとハーレムに所有する集合住宅が米連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請したことでつまずいている。
28日に当局に提出された経営破綻の関連 資料によると、東117丁目と西107丁目にあるエメラルド傘下の建物は、ローンコア・キャピタルに2億300万ドル(約210億円)の負債がある。資料に示された計画では、数百の入居者がいるこれら集合住宅の所有権をローンコアが引き継ぐことになっている。
破産法申請に先立ち、イーストビレッジのクーパースクエア2番地にあるエメラルド傘下の別の高級賃貸物件で、6500万ドルのローンについて未払いが発生していた。
アイザック・カッシーラー氏が率いるエメラルドは2012年に設立された。同社は ウェブサイトで、自社を賃貸用集合住宅の買収が専門の大手不動産会社で、マンハッタンの開発中地域1500件を含む全米に約7000の物件を所有と紹介している。
今回の経営破綻は向こう1年間に幅広い集合住宅物件が苦境に陥ることを暗示しているかもしれない。新規制で家主よる賃貸料値上げや入居者立ち退きが一段と難しくなっているニューヨークなど、コストの高い市場で特に状況は厳しい。新型コロナウイルス禍で賃貸料の支払いが滞っている場合もあり、家主はローン返済のための収入が減っている。
エメラルドとローンコアにコメントを求めたが、今のところ回答はない。
原題:
Manhattan Gentrifier Stumbles With Rental Apartment Bankruptcies(抜粋)
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