昨春、新型コロナウイルスの影響で消毒用アルコールが不足した。
国がアルコール度数の高い酒などを代替品として認めたことで、酒造会社などが相次いで出荷。
石岡酒造(茨城県石岡市)では昨年5月以降、「石岡エール70」と「石岡エール69」を販売した。
それぞれの数字はアルコール度数を表していて、石岡エール70の原料は、清酒に添加する「醸造用アルコール」。
石岡エール69は、本来なら商品として販売する清酒を蒸留させてつくった。
設備や製造にかかる費用の兼ね合いから、通常の製造ラインを全てストップさせてアルコールを製造した。
その結果、一部の取引先に定番商品を欠品させてしまうことになった。
それでも「今すぐにでもアルコールを必要としている人が、たくさんいるんだから」と決断した。
ツイッターで見つけた「#酒造会社への恩返し」
あれから約1年。つくったアルコールの在庫はまだ残っていた。
コロナの影響で酒類提供を控える店が増えるなど、月の売り上げが前年比50%を下回ることも多い。
そんな時、ツイッター担当者は「酒造会社への恩返し」というハッシュタグを見かけた。
調べてみると、昨年アルコールをつくった酒造会社をリスト化して、「恩返しのために、ここにある会社のお酒を買おう」と呼びかけている人がいた。
「マスク同様、必要なものが…
からの記事と詳細 ( お酒は悪者じゃない #酒造会社への恩返し、で注文続々 - 朝日新聞デジタル )
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