「友達や親戚が集まると、母は決まってコロッケをたくさん作ってくれました。いま思えば、母の得意料理だったんですね」(市瀬さん・以下同) 記憶の中の母の味は、甘じょっぱい大判のコロッケ。たっぷりのキャベツのせん切りに漬け物とみそ汁を添えて、定食のように出してくれた。 「母は学校給食の調理師だったので、栄養バランスを考えてくれていたのかも。私も子供の頃から料理が好きで、よく手伝いをしていました。中学生のときに初めてひとりで作ったのは、チキンのワイン煮。子供っぽくないですよね(笑い)。母には足手まといだったかもしれませんが、よく台所に立たせてくれました」 そんな市瀬さんも母と同じ料理の道に。人が集まると、やはりコロッケをたくさん揚げておもてなしすることも。 ◆コロッケ 市瀬悦子さん思い出の母の味 大判で甘辛味が懐かしい。 <材料>じゃがいも…3個サラダ油…大さじ1/2玉ねぎ…1/4個合いびき肉…120g小麦粉・溶き卵・生パン粉・揚げ油・キャベツ・中濃ソース…各適量<A>しょうゆ・砂糖…各大さじ1 塩…小さじ1/3 こしょう…少量 <作り方>【1】じゃがいもは皮をむき1cm幅の半月切りにする。鍋にじゃがいもと水を入れ、やわらかくなるまで10分ほどゆでる。【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める。しんなりしたら合いびき肉を加え、ほぐしながら炒める。肉の色が変わったら<A>を加えて炒め、煮絡まったらボウルに取り出す。【3】【1】の湯を切り、鍋にじゃがいもを戻し入れ、中火にかける。鍋をゆすりながら水分を飛ばし、粉吹きいもにして粗く潰す。【4】【3】に【2】を加えて混ぜ合わせ、バットに入れ、平らにして冷ます。 【5】【4】を1/6量ずつ手に取り、小判形に成形し、小麦粉、溶き卵、パン粉を順につける。【6】鍋に揚げ油を3~4cm注いで170℃に熱し、【5】を入れて揚げる。パン粉が固まったら1~2度返しながら、きつね色になるまで4~5分揚げて油を切る。【7】器に千切りにしたキャベツと【6】を盛り、好みで中濃ソースをかける。 ◆大根のしょうがみそ汁 大根は棒状に切るのが市瀬家流! <作り方>【1】大根100gは5cm長さの棒状に切る。しょうが1片は千切りにする。【2】鍋にだし2カップを煮立たせ、【1】を入れる。大根がやわらかくなるまで3~4分煮たら、みそ大さじ2を溶く。 ◆白菜ときゅうりの昆布漬け あっさりした漬け物は定番の箸休め。 <作り方>(作りやすい分量)【1】白菜1/4個は小さめのひと口大に、きゅうり1本は斜め切りにする。【2】厚手のポリ袋に【1】、昆布5cm四方程度、水2カップ、塩大さじ1を入れてざっともみ、空気を抜いて口を閉じる。冷蔵室で一晩漬ける。【3】軽く汁気を絞って器に盛り付ける。 教えてくれた人 料理研究家 市瀬悦子さん 会社員を経て料理の道に。「おいしくて作りやすい家庭料理」がモットー。大の揚げ物好きで、人気のレシピも多数。 撮影/深澤慎平 ※女性セブン2021年10月14日号
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