2004年の中越地震をきっかけに交流を続ける新潟県長岡市の山古志地域と青葉台地区の住民らが1月30日、山古志の東竹沢で関原酒造(関原町1)の日本酒「想(おも)ひおこせば」を雪の中に貯蔵した。5月中旬ごろに掘り出し、同社の直売所などで販売される予定だ。
中越地震では、山古志の被災者が青葉台の仮設住宅に避難。地元の住民が支援した縁がある。また地震復興支援の酒を発売していた関原酒造の貯蔵庫が08年、火災で消失したことを受け、山古志の住民が雪中貯蔵を提案。09年から毎年、続けている。
作業には約20人が参加した。夏は広場として使われている場所にスコップで縦横2メートル、深さ1・5メートルの穴を掘った後、720ミリリットル入りの酒瓶300本を運び入れて雪をかぶせた。関原酒造営業部長の外川昌樹さん(56)によると、温度と湿度が一定に保たれる雪の中では酒の熟成がゆっくりと進み、まろやかな味わいになるという。
青葉台側の代表で、地区コミュニティセンター長の畔上純一郎さん(72)は「山古志の人には大災害を乗り越えた強さがあって学ぶことも多い。若い人にも交流を広げていければ」と語った。山古志公民館東竹沢分館長の藤井徹さん(63)も「この交流が長く続いていけばいい」と話した。
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