3月3日の桃の節句を前に、鳥取県の東部地域でこの時期に古くから食べられてきた米菓子の「おいり」が、鳥取市の和菓子店などで、盛んに作られています。
「おいり」は、炊いた米を乾燥させ、いったあとに水あめと混ぜ、ひと口ほどの大きさに固めたお菓子で、とりわけ鳥取県の東部地域では、桃の節句に欠かせない味として、古くから親しまれてきました。
鳥取市寿町で、およそ100年続く和菓子店では、ことしも1月中旬から「おいり」を作り始め、作業は最後の追い込みとなっています。
職人が手作業で、3センチほどの大きさにひとつひとつ丸めていき、水あめが冷えて固まらないうちに、手際よく仕上げていました。
この店では、伝統のお菓子を世代を超えて食べてもらえるよう、いっしょにあられを混ぜたり、水あめに地元でとれたしょうがの風味を効かせるなどの工夫をこらしているということです。
和菓子職人の藤田信良さんは「家族で『おいり』を味わって、桃の節句を楽しんでほしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 桃の節句に欠かせない味 米菓子“おいり”作り盛ん|NHK 鳥取県のニュース - nhk.or.jp )
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