2022/5/31 21:19
江戸時代に食された「天保そば」を守る幻の山形天保そば保存会(石沢俊幸会長)は31日、山形市の石臼館で今季販売するそばをお披露目し、原種保存に関わる農家らに振る舞った。市内のそば店などで6月1日から提供する。
天保そばは約20年前、現在の福島県大熊町の旧家で、1833年に始まった「天保の大ききん」当時のソバの実が見つかったのがきっかけで誕生した。現在は東沢地区の農家が他品種との混合を避けながら種子を受け継いでいる。店舗で提供するそばは戸沢村で栽培しており、昨年は豊作で4.7トンを収穫。3分の1ほどは乾麺として売り出す。
試食会で、参加者は打ち立て、茹で立てのそばをすすり、「んまい」と笑顔を見せた。石沢会長は「天保そばは野性味あふれ、味の濃さが違う。奇跡的に復活した味を堪能してほしい」と話した。山形、上山、米沢の3市にある計13店舗で約1カ月間提供する。
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からの記事と詳細 ( 「味の濃さ違う」天保そば 山形で今季のお披露目、6月1日から提供 - yamagata-np.jp )
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