企業活動を経済面だけでなく、社会や環境に関する実績からも評価しようという考え方。1997年、英国の環境シンクタンク、サスティナビリティ社のジョン・エルキントン氏が提唱した。
「ボトムライン」とは、企業の財務諸表における最後の行のことで、企業活動を通して出した利益と損失の最終結果を意味する。エルキントン氏は、企業活動が持続可能であるためには、経済的側面に加えて、環境的、社会的側面も同様に重要であると主張した。企業は収支に関わる情報のほかに、人権配慮や社会貢献などの社会性、資源の節約や汚染対策など環境面にも言及すべきであると指摘。具体的にはCSR(企業の社会的責任)報告書の中で、企業の経済的側面、社会的側面、そして環境的側面の3つの側面について、何を記述するべきかを示している。GRI(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)スタンダードも、トリプルボトムラインの考え方にのっとってまとめられている。
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