米シカゴ連銀がエバンス前総裁の後任を探すために起用した人材会社の幹部には、新総裁に選ばれたオースタン・グールズビー氏の妻が名を連ねていることが分かった。
シカゴ連銀は昨年12月、新総裁にグールズビー氏を指名したと 発表。今年1月9日に就任したグールズビー総裁は、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。
ロビン夫人は、ダイバーシファイド・サーチ・グループのシカゴ在勤マネジングディレクターとして記載されている。シカゴ連銀は昨年4月、新総裁選定のために同社を雇ったと 公表していた。
そうしたつながりはこれまで報じられておらず、同連銀もブルームバーグ・ニュースからの問い合わせを受けて1日夜に声明を発表するまで公には認めていなかった。
シカゴ連銀報道官のマイケル・エーデルマン氏は「グールズビー氏が起用されることになった選定プロセスの公正さに全幅の信頼を寄せている。選定委員会のメンバーはそのプロセスで、ロビン夫人がダイバーシファイドの従業員であり、新総裁選びに関与していない点について説明を受けた」と指摘した。
連邦準備制度理事会(FRB)の報道官も「ロビン夫人の勤務先や、同連銀の新総裁探しに何ら関与していないことを承知している」と述べた。
ダイバーシファイドは発表資料で、シカゴ連銀総裁選定の「プロセスを通じ、その公正さと機密性は守られており、ロビン夫人はこの選定に一切関与していない」と説明した。
米地区連銀総裁は各連銀で選定後、FRBの承認を経て就任する。
原題: Goolsbee’s Wife Works at Firm That Helped Pick Him for Fed Job(抜粋)
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